electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2004年10月



古舘先輩の最新作を観に清澄白河へ。
結婚式を控えたカップルの2週間を追うドキュメンタリーだ。
ドキュメンタリーを見慣れていないのか、眠くはなった。正直。
まず、客観性の無いドキュメンタリーだったなあと思う。
カメラワークから、テロップから、すんげえふるふる主観を感じる。
がつがつ。故に、そこが、面白くある。彼の作品は基本的に彼が主役。
それは総じていえる。この作品もそうだった。
後半はぐっときた。結婚っていいなあとは思った。


ケラリーノサンドロビッチ(ケラ)の初監督作。
さすが、ケラだけあって、笑える。SABU作品より笑えたね。正直。
演劇よりの人間には見やすいストーリーだったかもしれない。
感動は無いね。とくに。クライマックスはガツーンと気持ちよかった。
見た心地したね。なんか、ノスタルジックな新しさがあった。
レトロフューチャーだね。★★★★☆

楽しかった。純粋にそう思う。エンターテイメント=派手さというラインは、確かにある。
華やかさ、煌びやかさで観ていて良い気持ちになる。
大胆な解釈でわかりやすくハムレット。こまつみちるが素敵だった。元気がよくって。
役者はムラガあるなあとおもう。巧に。
でも、真澄さんは売れる匂いがする。動けるし、絵になるしで。宇田川さんの濡れ場はどぎまぎした。サイトウさんは大好き。こんだけ、魅力的な女優とはおもわなかった。じゅんじゅんは相変わらず美味しいところを持っていくかっこよかった。
あれ。いつになくがんぼめだな。いや、ダメを書く点は多そうなんだけど、書く気はあんまり起こらんのよね。楽しかったから。楽しい、つまり面白いってラインはどうだろうか知らんが。
観ていて気持ちよかったよ。




笑った。ハセソーはすごいとおもう。イトヒヤも、テリーはテリーで
ホモポリスっぷりが板についてきてる。HOSの女の子どもはホモポリスファンが多いらしい。
どんどん変態路線を突っ走ってくれ。お笑いの感想は「笑った」か否かに尽きる。
スタッフワークは最悪だったけどな。オペミスとか、普段は気にならないけど、気になるくらい酷かったよ。映像の出ミス。ミスはミスでいいけど、俺の隣で泣きそうになりながらテンパられるとげんなりする。結局、ハセソーがラインを接続しなおして事なきを得たけど、そんなもんで役者の手を煩わせるな。といいたい。あと、スタッフが、ボケの無いところで笑ってるのもうざい。前説のおかまも最悪だった。

HOS。才を腐らせる団体になりつつあんぞ。

続きを読む


薀蓄劇団北京蝶々。今回は沈没した潜水艦というシチュエーションのなかで酸素の薀蓄を絡ませて物語が展開する。ラストの盛り上がりは貼られた複線が、すべて酸素を生成させる事に帰結する。過去の作品の中では一番面白かった。面白かったけど、やっぱり展開が地味。
劇研というブランドをせおっている以上、そこいらの学生演劇レベルの完成度じゃ、おなかいっぱいにはならんて。そこら辺のハードルの高さを自覚して欲しい。少年社中、チャリT企画とのレベルの差は大きいな。あと、帯金。ゆかりちんはすんげえ素敵な役者であると思う。が、生かせてないって。絶対もっと輝く奴だって。多分主宰も気付いているが故の配役なんだろうが。


予想の通り、下らなく、ばかばかしく、素敵な、大変面白い作品だった。
ヨン様、民主党、ビンラディン、ブッシュ、クリントン、ケリー・・・全部ネタだよネタ。
パロディ系の芝居を途轍もなくテンションで押し切る。笑う笑う。多分上手く考えられてんだなあ。すごい。自分で自分を説明することしか存在に価値を置いてないんだな。
「致命傷ー!!」とか、本山が「管直人!」とか(似ても似つかねーっつうの)
すげえ、適当に見えて、いかに適当を貫くか、勢いで誤魔化すかという核とした軸がある。
本山をあげます。よろしくしてやってくださいです。





「ニューシネマパラダイス」

少年の成長と時代の移り変わりを映画史を背景に描いた大作。
大作苦手なんだよなあ。疲れるから。ということで、2夜に分けて観た。
ノスタルジーがテーマの様に思える。記憶に在るものが風化していく悲しさ。
そんなんで俺を泣かそうと思ったら大間違いだぜ。この、ベタ野郎。
と思っていたらしこたま泣かされた。
ずりー。くそー。完敗だ。面白いし、感動させられてしまった。恥かしい。
ところどころに張られた複線の完成度、その高さをみた。

大作というだけあるよ。すごいよ。★★★★★





地味な質感で織り成されるバンドのメンバー6人の人間模様。
全く方向性が分からなかった。芝居それ自体に好感は持てるが、
無駄が多い。最初の渋サ知ラズ紛いの演奏はあまりにも不要だし、稚拙。
構成は、「展開しない。」故に、眠くなる。
まあ、尾倉ケントさんと、浜口寛子さん。この二人の素敵な役者を知っただけでも良かった。

以前付き合っていた女の子と電話して、やはりその人とは疎通が難しく、絡まった綾取りを解くような作業だ。

「田舎と都会の相違はアングラ、サブカル的なものへの許容量ですよ。」

と、その女は言い放った。

「矢沢あいを呼んで女心分かった気になってんじゃねえ」

と、その女は言い放った。

絡まった綾取りを解くような作業だ。
解けたら、果たして、どうなる。
結び目のような腫瘍のようなその部分を共有している。
解けたら、どうなる。

知り合った人にキチガイと評価される。
俺はまっとうでありたい。許容されないのか。悲しい。
気は違ってない。しかし、社会的に見たら、精神的な不具者であるらしい。
畸形であるらしい。
悲しい。バイトを探さなきゃ。

ネットの場末の路地裏に3日でやめた自分の日記が転がっているのを見つけた。
記されている言葉こそ少ないが、感情は思い出せる。二年前の物だ。
思えば遠くにきたものです。
過ぎてから気づくんだよな。どうやら、美しさという物は。
あー。失った物の名前をひとつひとつ拾い上げる。
みえない涙が零れそうになる。

ホームページを開設したものの、何分始めてなもので要領を得ない。
慣れるまで更新に更新を続けようと思う。
リンクとか「多すぎじゃね?」と思うけど。
いやいや、思いついたことは全部取り入れたいので。
さてどうしようかな。これから。
HPの更新なんぞはいくらでもできんだ。
要は、活動だよ。
そろそろアウトドアにいこうか。
ネットアイドルをプロデュースする話がちらほらきている。
やってやろうじゃない、とも思う。

一昨日、谷地村とミーティングしてきた。
「無名人対談」という企画が持ち上がる。
しよう。
女子高生(JK)がなにを考えてるのかとか、知りたい。

岡崎「多分リストカットのことしか考えてねえんだよ。きっと。」
谷地「あー。そうかもね。」

人づてに聞いたところ、そうでもないらしい。
身近にいない存在に関してはこんな間違った解釈だ。

しりたい事が多すぎる。
したいことが多すぎる。

俺は、自由だ。

自由すぎて、バイトをサボる。いつものことといえばいつものことだ。またサボってしまった。
今ではすごくいやだ。あのバイトが。いや、飲食なんかよりかはずっと楽で面白い仕事なんだ。きっと。
でもなんだろう。こうなってきたらもう潮時。引き際なんだろうな。自分の足が進まなくなったら。

若さで乗り切れ。

いや、もう。
面白かったですよ。
あの質感はたまらんすよ。
文芸。
良い芝居を観た。
坂東さんと神里さんが素敵だった。
早稲田の劇団のランキングではかなり上位にランクインしてしまった。
一見の価値あり。

このページのトップヘ