electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2005年11月

気がつけば東京の町町はクリスマスのイルミネイションでイッショクタに飾られている。

岡崎芸術座稽古。稽古内容は箝口令。その後K里さんとS木くんとラ-メンを食いにいき、その流れでのみにいく。三人で2400円。内お通し代が千円。

先輩のO野さん企画の飲み会の二次会カラオケで朝まで歌う。

で、家に帰るわけだ。


ベジ-タの宇宙船と同じくらいの大きさの隕石が近所に落ちる。落ちた家は焼けたが死者は出なかったらしい。神社の賽銭箱を盗んで家の前に置いておいたらおじいさんおばあさんたちが隕石を拝みにくるついでにお金を投げた。小銭が儲かった。良かった。

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赤ラーク。これをすっていたのは大学一年の頃だったと思う。ハイライトになってしまった今すってみると非常にまずいね。うーん。しかも100S。よくないねえ。とても。でもてに入った以上すうのさ。おえー。贅沢言える身じゃないしね。うえー。その時はそれでよくても、その時じゃなければそれじゃよくないこともある顕著な例だ。

しかしまあ浮いたり沈んだり、それでいてどこか冷めているのが不思議。面倒くせー。気分や機嫌やテンションっつう感情に振り回されまくってしまう自分が嫌。まじでいや。

ところで、体臭のきつい力士ってどうなんだろ。最強なんじゃないか。

どこかに大量の小銭落ちてないかなー70万円分くらい。全部五百円玉。うれしいだろうなー。かなり。

コートを探し歩く。ショートトレンチ?男は黙ってロングトレンチじゃい!ロング以外のコートは認めねー。そいつが俺のやりかた。

そしてピンク色のかわいいマフラーを買う。どうだ、東京の人々よ。愛くるしいだろう。俺を家に持ち帰りたいだろう。しかし、だめだ。何故なら、お前のお母さんがそれを許さないから!

I藤ちゃんとカレー屋Mに行く。男二人の夕食の時の会話がバカ話じゃなかったことは有史以来一度もない。

ねみい。

都内から三郷に帰るには何通りかの帰り方がある。

1・池袋から埼京線→武蔵野線。〔スタンダード〕
2・上野から常磐線→松戸から常磐線緩行→新松戸から武蔵野線。〔案外早い〕
3・総武線で西船橋まで出る→武蔵野線。〔寝れる〕
4・つくばエクスプレス〔かなり早いがかなり高い〕

今日は1の方法で。

電車の中で騒ぐガキをにこにこ放置する親の気持ちが分からない。日本を腐らせているのはつまるところそいつらだ。そういう母親は朝から夜までみのもんたの意見を鵜呑みにして。姉歯許せないとか言ってばかやろうその前にてめーのガキがわめくのを止めやがれ。第三者にとって小学生のガキなんざ全然可愛くねえんだよタコ!タコス!ぴりから!!

三郷団地はアジア有数の規模を持つ団地だ。恐ろしく広い。団地の中に小学校が5〜6校ある。団地は15の区に分かれていて、ひとつの区に15棟くらいが入っている。つまり団地内の棟数は200を軽く越える。気持ち悪っ!こんな街気持ち悪っ!空が落ちないのは高層で支えているからだと、この街の子供は信じて疑わない。

父親に会う。飲んでいたらしく酔っぱらっていた。酔っぱらった父親が誰よりも気にくわない。俺の器のちいささはもしかしたら血なのかもしれない。
「お前、字がやわらかくなったな。」
と言われた。そういうものなのかと思った。父親は最近涙もろくなった。叱っていた分そうなったように思う。明日は特に予定などないが実家に泊まるのはやめた。


周りの人間の多くがおおきく環境なり思考なりを変遷させているのを見ている。
ある友人は結婚する。またある友人はスカパーやMXTVでバンド活動が取り上げられるらしい。
またある友人は、演劇を辞めるらしく就職活動をはじめた。
そしてある友人はついに念願叶って好きなことをくいぶちにしはじめた。

それを受けて俺は、のびのびのんびり行くんだよ。

他人の様子伺って生き急いでもねえ…馬鹿じゃん!?生き急ぐべき時期は自分の中で分かるものだろうし。自分だけが取り残されていく気分になるけのも錯覚だろうしねえ。俺には俺の歩幅があるんだろうから、今やるべきことをやっていこう。ミスドでコーヒーをおかわりしまくろう。今日もゆったり生きよう。良い1日にしよう。夜には三郷に帰ります。

コーヒー牛乳と肉まんを片手に一向に来ないバスを待っている。目的のバス停は「砧南中学校」というのだが「砧」の文字が読めないので先ほどから何度も「なんとか南中学校っていうバス停に行きたいのですが…」というまるでバカ丸だしの質問をして恥をかいていた。
バスはなかなか来ない。渋滞しているらしい。今日ほど世田谷にむかついた日もそうそうない。バス文化に馴染みのない人間にとってこのややこしさは苦痛だ。私鉄に馴染みのない人間とって調布と成城学園の地理関係なんて全然分からん。世田谷区なんかJRの交通網が張り巡らされてしまえばいいと心底思った。

ただでさえこっちは日記に書けないような諸々を抱えてナーバスなんだ。それが原因かは分からないがここのところ睡眠が本当に不規則だ。眠れずに、朝、すき家で辛口豚丼大盛と辛口豚丼ミニを頼んでぺろりと平らげた。幸福になって眠くなったので寝た。

ああ。いつまでたっても懲りないものは懲りない。バカは死ななきゃ治らないと言うがそれは多分本当だ。本当のことだ。

そして今俺はバスの中で調布から砧までの距離の通さを知って愕然としている。こんな区は早く23区からなくなればいい。苛立ちはピークを過ぎて時計は一時間の遅刻を知らせる。

ああ、そうだ。今日は気温がなんだか暖かいので、洗濯をすればよかったな。

バスに40分揺られた。下調べをしなかった俺も悪いのだけれど。
岡崎芸術座稽古。稽古内容は劇団の意向により箝口令。帰りのバスは渋滞。今日も違わず日が落ちた。

須貝英一人芝居観劇。純粋に楽しめた。よかった。なけなしの小銭をカンパした。

地下鉄で帰っても構わないのだけれど、一向に構わないのだけれど。あれこれ頭をヒヤシンス。つまらないことを考えながら帰る。



西岡兄妹の絵本が百円で売っていた。そんなものを見る目のない古本屋は大好きさ。それにつけても蔓延る拝金主義。豊かであるっちゅうことは経済的なものと健康的(心身)なものと文化的なものの充実を言う。何にせよ全然俺は豊かじゃねえ。けどけどさ、平和でいいやね。平和がいいやね。

冷えきった布団の中であたたまろうとのそのそするのさ。あたたかくなってくるのさ。外套のまんま眠るのさ。

いちいち云うな
荷でもねぇのに
三太郎野郎が
知りもしねぇで
ごたごた云うな
ロクでなし
質屋さ行って
やっとこさ
九(ちんけ)な野郎とは

てめぇのこった。

という歌を、新宿住所不定が教えてくれた。んーマンダムー。でも愛情つうのは消耗品だからよ。油断してると蛍光灯みたいに切れてしまうからよ。気をつけろー。と人々に言いたい。都電荒川線は銀河鉄道に接続します。緑色の切符(スイカ?)を持って行くのさ。行って帰ってくるのさ。夢。中央線沿線で喫茶店経営。素晴らしい夢。妻はケーキを作り、俺はコーヒーをいれながら退屈をもてあました客の話を聞く。そんな俺は凄腕建築士。今日も鉄骨を抜いて抜いて抜きまくる。許せないねあいつ。嘘ですが、知り合いです。

岡崎芸術座の撮影に行く。今日も一日が素早く過ぎた。脱兎のように素早く過ぎた。何かが摩耗していく。よくは分からないでいる。よくは分からないでいる。ただ言えることは、血塗れだ。血塗れだ。今日も誰かを傷つけたし、今日も誰かに傷つけられた。まあいいや。

ダチャンボ「ピカデリア」を聴いて上がる。ROVOっぽいなと思ったら仲良しらしい。高田渡「ごあいさつ」を聴いてしみていると、偶然通りかかったS太郎が「このTSUTAYAすげー」と騒いでる。平和について考えてる。ザ・マスミサイル「人のため」を聴いてなるほどなあと思った。

最近、よく世界平和について考える。考えるだけで何もしていないけれど。各国代表の各人が手を繋いで地球一周するのは本当に素敵なことなんじゃないかなあ。平和。西武線東上線沿線は平和そうだ。日溜まりをふらふら歩くのは何百回の射精でも得られない快楽があるように思う。練馬区なら家賃三万五千円で風呂付き六畳があるようだ。それを知ってテンションあがっちゃってー!

NHK教育で現在放送中のテレビ絵本のタイトルが気になる。

「ごきげんなすてご」

何か気になる。気になるなあ。DA PUMPよろしくごきげんでいれたらなあ。いられたらなあ。ゴキゲン鳥を飼おう。
恐ろしくバカなのかもしれない。バカ。バカ。バカバカバカ。俺のバカ。頭をポカポカ。ポカホンタス。佐野史郎のあぶなっかしさがかなり格好よく思う。

メイク、銭
メイク、銭銭銭!


姉ちゃんとお茶をして、劇団森の稽古会でチラシをまいてきた。
K田とNぺ宅に泊まる。Nぺ宅で布団を所望したところ、ブルーシートよりも薄いぺらぺらのシートを渡される。NASAが開発した布団であるらしい。騙されたと思って包まってると相当暖かい。保温効果が高いらしい。へー。いやはやすごい世の中だ。ドラえもんもびっくりだ。

暖を取ると言えば思い出すのが、その昔つき合っていた女の子のこと。

「不景気〈越冬編・小さな部屋で絡まる感傷とはいずこの湯けむりとなるのか、およびミニスカアト〉」という芝居があったが、まさにそんな感じで、そこは感傷的な部屋だった。その部屋は日陰に位置していて布団の中以外は本当に冷えた。ちいさなストーブがあって、それで暖を取った。それでもあたっていると背中が冷えてくる。空気が悪くなる。結局は布団の中に戻ってしまう。窓の外からは、子供に教育を強いる母親の罵声が聞こえる。その子は母親から上京の際にもらった橙色のドテラ、俺はその子のおじいちゃんの形見であるというドテラを着て二人でラッキーストライクを吸う。煙が立ち上る。形骸化した言葉。抜殻のような言葉。亡骸のような言葉。或る日雪が降った。雪合戦をしながら二人で近くの神社に行った。境内でおでんを食べた。
そんな日々を経て、今も俺は毎年息を潜めて、冬が過ぎてくまで静かに密やかにやりすごすんだ。今年も。

しかしああなんでまた。残っているのはきれいなことばかり。
美しい球体の風景ばかり。人間の頭はそうできているらしい。
残像の形容句なんてなんだってきれいだろ。幻想だってそうだろ。
曖昧なものってきらきらだろ。それでいて厄介なのは戻りたいなんて思えちゃったりするからなんです。無理だよ。無理なんです。昨日より今日の方が良い日なんですから。そのくりかえしなのですから。

それにしても日常は、続きはするけど終わらないな。

そんなことを考えていた楽しい日。


つうことで、絵本を売りに秋葉原にいく。日曜日よりの使者ことショウくんとゆんゆんは昨日から東京入りをしていたらしい。文芸フリマというイベントだが、色々な人がいた。最初たかかったテンションも仕事の採用の連絡が来ない不安と悲しみで下がっていく。せめてちゃんと寝てから行けばよかった。ラスト一時間は寝てた。

そうなのだ。仕事の採用連絡が来ない。俺を取らないというのはどんな理由だ。東京メトロはテロに対する警戒を強化しているらしい。いつもの車内放送。もしかしたら世界はクソでできているのかもしれない。

売上。「骨の花」が一冊売れた。よかった。

次回のFPの販売会では体を売ろう。金玉の裏に唾液で浮かび上がるインクで詩を書いて全裸で立っていよう。閲覧十万円。

それにしても、眠らなきゃいけない時に眠れないで、眠ってはいけない時に眠ってしまうのはどういう理由なんだろう。あーあ俺はもっと自己管理能力が欲しいよ。

和尚「ほれ。芳一、亡霊に連れて行かれないように経文を体に書くぞよ。」
芳一「あ…しかしながら和尚様、わたくしの陰茎を筆で…あふう…やめてくだされ」
和尚「ほれ、ほれ」
芳一「いや…あ…ふう…和尚さまー!」
和尚「デコポン」
芳一「うあー!」
和尚「ユンピョウ」

いやだな。こんな耳なし芳一。意味わかんねーし。

夜。T川と会う。話しこんでしまってすっかり遅くなってしまった。話したいことなんて自分のしたいことは分かっているつもりだし、いっぱいあるつもりでも本当はないのかもしれないが、笑わせていたい奴を笑わせていたいことは確かなんだろうな。冷え込んでいて風邪はひかないように気をつけたいところ。

帰路。I藤ちゃんに会う。久々だったが忙しいのは相変わらずらしい。いいことだ。

家の前で先日辞めた仕事の同僚とでくわす。青年実業家だったらしい。少しだけ話をして別れる。泥のように眠る。

世界はクソでできてるから、いきものはすくすく育つね。春までにめぶくことができたらうれしい。


ある友人から「誰かと一緒にお茶やご飯をせざるを得ないほどの寂しん坊」と形容された。正解だ。一人で飯を食うのがつらくてならない。一日の最大の山場は一人の夕食だ。これがなかなか沈むイベントだ。夕飯のお誘いは受けて立ちます。毎日募集です。

それにしても寒い。これは流石に恐竜も絶滅します。

岡崎龍夫×山田真歩
「手紙」
発売開始します。800円。とりあえず明日秋葉原で売ってます。
そして、いいことを思いついた。昨日に置き忘れていた感覚だ。本格的に寒くなる前にできたらと思う。



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