electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2006年02月

稽古前に書いている。
午前中に脚本最終訂正脱稿。完成。
うはははやべえ。自分で言うのもあんぽんたんですがこれこの作品はやばいめだあ。これ印刷して持ってくのかあー、ごめんなさいだなあ。狂ったと思われるかな。迷惑かけるなあ。今日稽古場行くの怖いーなあ。面白きゃいいでしょ面白きゃ。俺がけつ持つよ。

ハローに始まりグッバイに終わるのが世の常。ずっと同じ舞台に立ちたかった人間と立てるんならそこで燃やすしかないじゃない。あーそうか。一期一会ってそういうことか。全身全霊で行けってことか。

ハートにファイヤーをつけろ2006。



地球 ありふれた星のクズなら
安物の材料 すぐはみ出そうさ
楽してごめんな みんな俺のせいだ
ピカピカ機体が 震え始めた
最後のニトロで飛ばせ
狂った火花で飛ばせ飛ばせ

「春夏ロケット」



中途半端な自画自賛などではなく。

殺したいな。打ちのめしたいな。
対象はまあぶっちゃけ昨日以前の己だったりする。
自虐とかじゃなくて、要はそういうことなんだろうなあとおもってみた。結局毎日が勝ち負け。

トリノで上村が5位だったんだっけ?
「一生懸命だからそれでもよかった」みたいなキャスターの慰め。
若しくは、そういう教育方針ってあるよね。ううむ。死んじゃえばいいのに。

要は勝ちか負けなんだろ。勝ちだけが価値だ。なんちて。
スポーツなんてまさにそうだろ。
勉強は楽しかったなあ、分かりやすくって。順位は1に近けりゃ近いほど勝ち。東大に行ってないことは実は挫折のひとつだったりする。

目に入る作品なんて全部敵。参加してない奴にほえ面かかせるくらいの気負いがなきゃつくる意味なんかない。
共演するキャストも敵。俺が一番輝いてんだってのを全員で競った上の一体感が要されるのかもしれん。
昨日以前は敵。昨日より明日より今日面白いこと考えてなんぼ。
つまりは「月面喜劇」も敵。

そんな感覚をベースに今とても腹が立っている状態なわけです。


胃が痛い。しくしく痛い。つまり泣いている。
一度目が醒めたら眠れない。動悸と息切が苦しい。

助けて。

いくらそう思っても誰かがどうこうできるものでもないし、そんなにつらいのなら救心でも服用しろよって感じだけど。闇で飽和した部屋の中でウミガメのように泣いている。アローアロー此処は真空です。こんな夜に近くに居てくれたらなんてことを思ってしまったので酒飲んで寝る。

動悸と息切の所為で目が覚める。
俺の知らないところでみんな蝶々になっていく気がする。
だけど、俺だけいつ迄経っても蝶々になれない気がする。
そんなことを考えてたら落ちる一方だったので気分転換に電源を入れてみたテレビには、白い部屋で白い女が白い花を持ってピーナッツクリームとチョコレートの大洪水に飲まれていく映像が映った。
(※ブロードウェイミュージカル「TOMMY」の映像版のようだったがかなり狂った作品だ。これは。)

先日、脚本が脱稿した。

普段の発言より、日記に記す言葉より、作品が一番本音に近いように思う。本音を言うのはかなり怖くて苦しい。皆そうなのかな。誰かに真剣に物言って、笑わずに受け容れてもらえたら、右目を撫でてもらえたらなんてことが過ってしまったが、酒を飲んでも寝れなかった。アローアロー此処は真空です。アローアロー此処は真空です。

http://txt.lyricz.info/test.cgi/origami/st/03.txt
(降神「夢幻」)



劇団の旅行で雪国へ行ってきました。
関越トンネルを抜けると一面の白。紛れもない雪国でした。
湯沢は温泉の町。日本酒風呂に入ったり、普通の温泉に入ったり、尊いミネラルを補給できた。命の洗濯。心の洗濯。仏陀の休日。
ぽかぽかになってみました。とりあえず。
日本酒を飲みうまい水を飲み、酔っ払いに叱られ、酔っ払って戯れ、平和な3日間を経て、これから何がどうなるかなんてわからんけど、最終的におなじようにへらへらできたらいいなあ。いいのになあ。


帰りのバスの中で新しいじゃんけんを考えてみた。


S太郎「えっと、あいこになったら、喜ぶ。」

皆々少し考えて「とりあえずやってみよう」ということになる。
「じゃんけんぽい」
あいこ。

S太郎が「やったあ!」と手を上げた。みんな歓喜の声を上げてハイタッチをする。これはかなりたのしかった。世界平和も夢じゃない気がした。

俺「じゃあ、両手を使ってできうる限る強そうな手の形を作るじゃんけんをしよう」
K「やってみよう。」
皆「じゃんけんぽい」

各々が好きな手の形をする。

俺「…これは何の形?」
J「リヴァイヤサンが水面から雄叫びを上げてる。」
K「弥勒菩薩。」
俺「猛禽類。」
Y本「ファイヤーバード。」
S太郎「受精の瞬間。」


皆「じゃんけんぽい」

各々が好きな手の形をする。

Y本「タイムストップ。(卑怯)」
K「パズル(なんのこっちゃ)」
俺「死神」
J「愛」
S太郎「竜の紋章」

心の底からくだらないひとたちだ。
これから何がどうなるかなんてわからんけど、最終的におなじようにへらへらできたらいいなあ。いいのになあ。


記憶力の衰えを感じる。
脳が飽和して麻痺しているのか。
感覚はいつもより鈍い。
痛烈に思うのはそばにいる人の、人たちのこと。
窒息しそうだ。
はさみなんかなくても言葉なんかなくても自ずと全部気化していくんだと思う。
自ずと全部気化していくんだと思う。
ふわあって。
壱月もさようならだ。
左様ならさようなら。

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