electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2006年05月

めまぐるしく忙しかったりそうでもなかったりする。

・懐石料理の仕事はようやくなんとかなった。
 本当は一日だけお手伝いのはずが1〜2ヶ月もいたわい。

・保険の仕事やってるんで考えてる人いたら相談乗るよ。
 アフラックを考えてるんだったら飛んでいくよ。

・スペースノイドって言う団体に入った。
 4、5年悩んだ理由はびびり。それのみ。面白いところに居たい。

・脚本の仕事の声がかかるようになってうれしい。何でも来い。
 がんばるしかできん。

・詩集を夏までに出す。目論見があるので。
 あと「啓蟄舞台」の戯曲を製本して売る。
 
めまぐるしく忙しかったりそうでもなかったりするけれど、うまい珈琲だけは欠かさないようにしている。だれも「生き急げ」なんて言ってくれないし、毎日は緩やか過ぎる。騙されるか、生き急がなけりゃ朽ちちゃうってば。執筆依頼だろうが出演依頼だろうが提案だろうが告白だろうが、全部真摯に立ち向かうので遠慮なく遣して下さい。そんじゃ明日の朝も早いので。

たとえばせめて携帯のメモリーの中にいるひとたちだけでいい。
幸福であってほしかったりする。元気でいてほしかったりする。
そのためにできることがあればがんばる。
困ってないなら結構なこと。馬鹿話でもしようや。
でも、何かと疲れる毎日の中で、お互い休日しかあえない以上は、俺なりの元気を渡したいんよ。まあ、そういう、もちつもたれつでやっていけたらな、いいな。

詩作って言うのは花を植えることに似ているのかもしれない。
通りがかりの一瞥で少しの感覚をもってもらえれば、幸せなんだろうと思った。そして、傲慢にも、「世界を変える」っていうのは、おそらくそういう作業なんだとも思った。光と影、虚と実、デジタルとアナログ、戦争と平和、右翼と左翼、どういうものであっても二元論でかたのつくものではないのだろうとも思う。この世界はどうあるべきなのか、そんなたいそれたことを考えていたら、自分の理想は「調和」という処にある気がした。究極や完成や100というものはとても素晴らしいが同時に、とても悲しい気もするから。丁度よくなってほしい。丁度よく在りたい。
そんなことを考えながら凌ぐ毎日です。
お元気ですか。

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「骨灰」 やさしいおばけ

此処はとても
美しい世界だ

例えば、僕が死んだとして
薄汚れたこの眼鏡と
虚弱な骨灰が残るとして
できれば誰にもみつからないように
その欠片ひとつ
そっとくすねてもらえないだろうか
窓辺の青硝子の花瓶の水に
沈めておいてもらえないだろうか

いくつもの風景が
僕のことを塗りつぶして
僅かな影以外何もなくなる
音もなく消える

例えば、僕が死んだとして
薄汚れたこの眼鏡と
虚弱な骨灰が残るとして
誰にもみつからないように
その欠片ひとつ
そっとくすねてもらえるならば
そのてのひらの温度のために
僕の生涯が在るのだとしたら
それはとても
とてもいいな

此処はとても
美しい世界だ

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