electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2006年11月

 先日、全労災ホールで舞台の仕込みのバイトに行ったとき、一緒に作業していた男の子たちと話すとどうやら北京蝶々の人たちらしい。二年前までは毎回公演観に行ってたげきだんだけど、そういや最近観に行っていないなあ、と思った。連絡先を交換して数日後告知がきた。あいまいな返事をしておいた。

 先日、稽古終わりに駅前にいるとOと再会した。Oというのは北京蝶々の看板女優で、大学の同じ学科だった子。バイトを紹介してくれたりもした。ここ二年くらい会っていなかったのだが偶然出くわしたら、変わりなく元気でよかった。

 先日、煙草をすっていると、男女二人組に話しかけられた。聞くと北京蝶々という劇団の当日清算券をまいているのだという。そういえば、以前の公演で見たことある顔だった。


そんなことが立て続けにあったので、これはそういう啓示なんだなと思って足を運んだ。


いやあ、面白かった。
地味な話でおもしろかったと思わせるのは実力なのかなあ。そうなんだろうなあ。
見てよかった。そういえば昔っから赤津さんの演技大好きなのだ。
「北京どうでした?」という後輩からのメールに
「よかったよ。」と返すと
「龍夫さんって芝居観て否定的なこといいませんよね」と返ってきた。

芝居のよさなんてわからないからねえ。知識もないから評論目も持ってないし。語るために足を運ぶんじゃなく愉しみに行くんだから大概のことはどーでもいいのだ。だから俺が「つまらなかった」とかいうことはほとんどない。相当じゃないと。

そんな話は差っ引いても「物々交換」は面白いと思うよ。普通に。勉強なった。


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北京蝶々第七回公演「物々交換」
作・演出 大塩哲史
2006年11月22日(水)〜27日(月)
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ
■北京蝶々 http://pekinchocho.com/

カルキラくんをみにいく。
Y岸とニセ劇団出演者のN内くんと。

サイケデリックチャンネルは1時から。歌い手のカルキラ君は背の小さいカリスマ。
テンションあがる。続くASTROは4MC2DJ。トラックがおしゃれだった。
童貞ソルジャーズユニフォームを着ておどってたら野球の試合の申し込みを受けた。連絡先を渡しておいたが連絡来るのかしら果たして。

終わるのが早く感じたのは楽しかったからだろう。きがつくとN内くんは鬼ごっこをしに夜の渋谷に消えていた。富士そばを食べて、ジンギスカン食べて、(店内でずっと寝てしまっていたためほとんど何も食べちゃいない)朝の電車で帰る。

おかげで起きた夜だったけどまあ、良し。

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F7
日時:11月25日(土)
場所:渋谷FAMILY

■PSYCHIC CHANNEL07 http://sound.jp/pc07/music.html
■astro http://www.bmgjapan.com/astro/

11月18日 曇り

浅草で芝居を見る。チケットは5000円。商業演劇という奴か。
以前つとめていたバイト先の目と鼻の先にある5656会館内に舞台があったとは。
前情報によると「任侠モノ」ということ。とにかく行ってみた。

時代劇。幕末の渡世人の話。名シーンの暗転では拍手が起こる。拍手を起こしたくなっててをたたいてみたら拍手が起こったので嬉しかった。ラストがかっこよくて近くの席の奥さんが「かっこいい・・・」と思わずため息混じりに漏らした。

そしてラスト。主人公がマイクを持って歌ってカーテンコール。
つまり、演芸っていうのはこういうのをいうのかしらん。なんにせよ新鮮だった。
連れは受付で販売されていたCDを2枚とパンフを購入していた。後で聞かせてもらったらカラオケバージョンも収録されてたので嬉しかった。

帰りに浅草っぽいものを食べようという話になったのだが開店している店がなかったのでミスドに行って帰った。

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劇集団鴉組「侠客」

脚本・演出:吉村忠矩
場所:浅草雷5656会館
公演:11月18日(土:1ステージのみ)
http://www.elly-pro.com/html/karasu.pdf

 

雨にも負けず、捜し続ける

今の俺なりの解釈の結論を信じ自惚れず
ハイスケールに続く家系図の先へはアタッシュケースつめこんだ経験が不可欠
いつからか季節は秋からはじまり、ひっそり匿い冬、春、夏つなぐカルマ
トラウマ襲いかかり沸騰したマグマ
ふっとしたスキ吐き出す、エクトプラズマ
サイレンサーとりはずし、連鎖するゆるぎない法則をくる日も剣刷り込み
北の金のなる木の下、茎を太く、葉をひろげる

雪、暑さ、雨にも負けず

サードアイ見ひらき、鉄壁の知識のすきまの小窓からカウンターをねらう
これはボールペンとガンジャのエキスパートがつくる全くニュータイプのアート
ヒットチャートはただあわてふためきそしてただ溜息
免疫のない己を恨むしかない
いつだってヘビー級タイトルを買いとるような、B級など捨てて一級品を聞くんだ
挫折恐れずに育て上げる色褪せずに101年堪え客待ちつづけた
あかずの間、必ず俺達がこじ開ける合言葉は、雨にも負けず

予期せぬBIG BANの衝撃
興奮さめやらぬ幾晩を経てやがて核心は内に
全て肉体は死に、逆に精神は不老不死に
共に深い闇の淵に
駆け抜ける、僅かなるつかの間にこそ
忠実な子孫を残すその名をライム
摩訶不思議な、不死身なる、クリミナル
君子すらも近寄らぬ危うき魂の分身
力強く繰り返す時を忘れず、お前の痛みだって知らぬ間にすべて忘れさせる
考えることに砕けとりつかれ、疲れ切った頭脳立ち上げ
何度もランク保ち上げる果たす完結常に雨にも負けず

http://www.youtube.com/watch?v=c-dPe54l57o


11月10日 雨

自由が丘は文字通り閑静な住宅街。小雨でもテンションが下がらない町並。
ふらふら迷っているとパン屋にたどり着く、においにつられて連れはさらわれてしまった。

kado cafeにつく。店長が美人。テーブルが4つの小さい店内だけど、隠れ家のような居心地のよさがあった。マリモに関する作品が展示されている。水槽の中には緑でころころしてやわらかい球体がやわらかそうに沈んでいる。なんだかとても威厳があるような馬鹿のような生き物だ。アップルチャイを飲みながら考える。座った席にはキューブリック作品の1シーンのような荘厳なまりもの写真がある。

そのいでたちは、何か人格やらをにおわせる。気配がある。まりもと一緒に暮らしたら、心を許したり、むかついて喧嘩したりするかもしれない。そんなことを帰りの道で思った。連れはまりもピアスを買ってはしゃいでいた。

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マリモコタン展

期間:平成18年11月1日〜19日(日)
時間:12:00 pm〜20:00 pm
場所:Kado Cafe(東京都世田谷区奥沢7-13-13)
http://www.kumadake.com/marimo/

 「白日鼠」終了。スペースノイドはこれをもって活動休止。
別段、特に何もなく流れ解散。いつものことのようにも思うしそうでもないような気も
する。とにかく、明日からまた日常が続くらしい。と言っても、公演期間中が非日常だっ
たかと言えばそうでもなく、連綿と続く線路の上にあることに変わりはないんだろう。
これから先、課題は山積みだが、うまく越えてかないと退化してしまう可能性も十分に
あるし、うまく越えていってもあそこにたどり着けない可能性もあるのだ。不安が尽きる
筈はない。
それでも、例え正体がどれだけクズだったとしても、己しか己を信じてやれんので信じ
ることにした。己のヘタレた部分は誰よりも多く知ってるよ。
花束をもらう。こんな畸形にだって花をくれる人はいるのだ。だれかのために、なんて言いたくはないが、もらったものを誰かに渡しにいく途轍なんだと思う。

 また零に戻る。
 飽和して、揮発して、また零に戻る。
 
 銀座は相も変わらずきらきらや。


稽古最終日。つまり、活動休止前の最後の稽古。
連日の恒例クイズ大会は栄之進の30勝で幕を閉じた。

「白日鼠」はとにかく愚かです。

笑われたり、笑わせたりすることは、好きです。だからやってるんです。忙しくて疲れてる人にほど勧めたいですね。来週一週間の元気の素に為りたいんです。


☆「白日鼠」

作・演出 御笠ノ忠次

出演 

伊藤栄之進 魚住和伸 鈴木啓文 矢崎進 
甲斐大介  藤代和真 清水嘉邦 岡崎龍夫 
鈴木康平

川尻恵太 
ニシオカ・ト・ニール 

会場 銀座 MAKOTOシアター銀座
日程 2006年11月3日(祝)〜11月5日(日)

3日(祝) 19:00〜
4日(土) 14:00〜 / 19:00〜
5日(日) 13:00〜 / 18:00〜

料金 2,000円(前売/当日 全席自由)

お問い合わせ
電話=03-3770-7323(スペースノイド)
メール=contact@s-noid.com

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