electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2007年02月


薄暗い店内には他に憔悴しきった若いカップルがいるだけだ。

「i think that ...」

北欧訛りの英語で彼女は言葉を選びながら囁くように続ける。
水槽にはちいさな魚がすいすい泳ぐ。
テーブルにある青白い飲み物の名前は知らない。きれいにたゆたうがそんなにうまい味なわけでもなかった。

「...you must be kind,and brave.i seem you excuse your weekness with your sophistry.」
「dont use difficult word,please.so,i have little vocabulary.」
「like that...youre good at run away.」
「by japanese,please.」
「臆病 and 脆弱 and 虚勢 and ...」
「ok.i understood.」

魚はプカプカ泳いでいる。ひらひらしながらへらへらしながらこっちをみたりみなかったりして、要領よく漂っている。

「i understood your suck is good at bullying myself.」

時折その口元からは細かな気泡がこぼれる。気泡の粒は魚よりも要領よく漂って、上手に消失していく。彼女は少し笑って北欧訛りで答える。

「yes...but,it knows the other way how to do it.」

目もとが三日月様に細くなる。口元もつりあがる。隙間から白い歯がのぞく。悪趣味なブラックライトが青く彩る。

「dont you want to know that ?」

沼のなかにいる心地よさと背徳。唾が舌の上に溜まる。飲み込む。

「yes,please」

どれだけ舌を絡めようが体を絡めようが人同士はひとつになることができない。そのもどかしさで胸は灼ける。一心に相手の肌にかみつく姿が鏡に映る。水を探すとかげに似ている。砂地の上のとかげ。

耳元に口をよせ、
悪魔のように彼女が囁く。

「こんばんは、タモリです。」


はい、ねすごしたー!
ホテルもナンシーもおあずけー!現実はいつもより一時間遅い起床。あーあ急がないと遅刻だーやってらんねー


from friday night fever(via saturday night fever via sunday night fever)to monday morning

ディープスカイブルーシックEPおめモトロフカクテルおつ写真御披露目おめドラムカウ14おつ
みんなみんなやめんな

from friday night fever(via saturday night fever via sunday night fever)to the end of life



日中。
職場の上司を便所の花瓶で殴ったら花瓶がわれた。全然血は出なかった。
勿論嘘。

意味深そうで意味のないことをつぶやきつつ暮らしたい。暮らしていたい。いつも言っている。火葬のあとにそこにのこるのは少量の骨と大量のハテナ。

だから

日中。
職場の上司を便所の花瓶で殴ったら花瓶がわれた。全然血は出なかった。
勿論嘘。


不眠、不眠。
まじで今日は泥寝するつもり。百時間くらい寝たいね!そしたら完全に馬鹿になってしまって福祉年金で生活できるからラッキー!ラッキー池田だいさくー!まちゃみー!ほら、すぐに夢に入れるぜ、準備万端。テイクオフの際はベルトをゆるめください。むしろゴム紐のズボンはきなさい。わーわくわくする。夢がもりもり。ドキがムネムネ。鈴木がムネオムネオ。ちはるー!

ナイトクルージング。ビフォーちゃんとクレンジング。夜のおやすみはウキウキウォッチン。ロキロキン。

玉川からB地点まで
逝くまえに
既に恋人置き去りで
逃げ出しはじめたんです
人間失格


きゃーおさむちゃーん


辺りは夜である。

石の上に腰掛けて百年待つ必要があるらしい。花の開花を待たなくてはならないらしい。ああ、此処は夢十夜の中なのかと思い、百年待つ。

春や夏や秋や冬、雨や雪や猛暑、よからぬ妄想や夢もやってきた。何度もやってきたがめげずに百年待つことができた。そこに座った日から百年が経っていた。

花は咲かなかった。

落胆した。それまでの時間を徒労に思った。目の前には相変わらず頑なにそのこころを閉ざした蕾がある。花弁の片隣だけでものぞいてて欲しいところが、あいにく、それすらも無かった。

それでは、あと九百年待とうじゃないかと考えた。

最初に座ってから千年、それだけ待ってもだめならばあきらめよう。そう思い、再びそこに座り直した。

百年が何度もやってきた。入れ替わっては立ち替わる季節だけが友人だった。冬の終わりには胸が膨らみ、春がやってくるたびに少しの落胆を覚えた。三百年が経ったときにそれも飽いた。止そうとも考えた。ここから立ち上がってしまえば全て終わらせることができるような気がした。立ち上がるのは容易い。居続けるのはし難い。迷っている間に二百年が経った。そして七百年目の秋が来たとき、悩むことにもまた飽いてしまった。

季節と同じように、そういった感情や苦悩も孤独を埋めてくれる来訪者であり、退屈することは無かった。それでも退屈したときは今までにした自慰の回数を数えた。低俗で不毛な作業を置くことで現在の時間が不毛でないと思い込もうとした。

九百九十年目に味わったことのない不安がやってきた。明日、開花しなかったら、どうしようか。更に待たなくてはいけないのか。そんなことができるだろうか。

花が咲かなければ、すぐに立ち上がり、さっさと死んでしまうことにした。
死んでしまえばそれを肥やしに開花をさせることができないだろうか。

それはそれでいい。


ふと、ぱち、ぱちと微かな炸裂音がした。それは蕾の中から聞こえてくるようだった。

ぱち、ぱち
ぱち、ぱち

夜のとばりを背景に青白い電気がそこに微かにほとばしる。

息をのんだ。

ひらいていく。徐々に、しかし確かに開花していった。

ぱち、ぱち、ぱち

ぱち


現れたのは指先のように小さな、本当に小さな白い花だった。ちょこんと現れ、照れくさそうにそこに居た。

なんだ、こんなものかと思い、少し笑えた。

よいしょ、と立ち上がり、そのかわいらしい花を摘んで帰宅する。


うあ
うあうあうあ!
二度寝した!
8時45分!
タクシー通勤!ヘイ!タクシー!!

いつもより交通費五百円くらい多くかかった。
あーあ。
くやしい!くやしい!

職場の近くに聾唖の学校があるらしく、通勤と帰宅の最中にあの銀色の杖を持っている人を多く見かける。

混雑する駅構内の中で、その中年男性は銀色の杖を右に左に振り回してATフィールドを築いていた。使い方ちゃうがな。ピシッ。

障害のある人に突っ込みを入れるのは、差別か?それ見て笑う奴は、人でなしか?

朝の、ワイドショーでもニュースでもないような番組しか見れていないんだけど、あれって毎日投石の対象を探してるみたい。姉歯?村上?堀江?夕張?山本?バカを見つけては好き勝手、悪いやつには好き勝手、犯罪者には好き勝手。石投げ放題の砲台カタパルト。ヤマザキ春の石まつり。

超こええ。

犯罪は避けたい。

かみをきる

一月の本番前に切ったばかりなのに早くも煩わしい長さになった。

はやいはやい

ヴィジュアル系全盛期世代なので、縮毛のロン毛(人時)への果てしない憧憬があるが

リスキーだ

高価いうえに似合うか判らん

リスキーこの上ない。

そんな迷いを断ち切るように、髪を断ち切りにいった。縮毛はお預け。そんな調子はこけません。はい。

僕には千円カットがお似合いなのです

しかしまあ

髪を切られるというのは

マゾ魂をくすぐりますね。

ささやかな背徳感。


ジギーというバンドがあったけど、シャギーってバンドもあったのかな。
どうも、理容専門学校の学生で組みました。シャギーです。


わー片手間にやってるなあ。

念願叶う。
パチカが手に入る。
はしゃぐ。左手が難しい。

これで一人の夜道も怖くない。近所迷惑にならないように繁華街で鳴らそう。


天気予報じゃ今夜は雨だそうで。また冷え込むなあ。きっと。


季節はこういうやりくちで、緩く移ろっているかのように振る舞う。本当は凄い早さなのを巧みにごまかす。

1日は24時間ある。
24という数は、豆に置き換えると「数えるのが面倒くさい」数だ。

「数えるのが面倒くさい」は「多い」に非ず。

1日は24時間しかない。1年は365日しかない。1生は80年しかない。

そんな風に

時間にシビアにならずにのらりくらり、のんべんだらりと暮らしていた数年前の俺は今何をしているんだろう。相変わらずのらりくらり、のんべんだらりと暮らしながら、しがらみもなくやれているのかな。

その善しや悪しは置いといて、元気なら何よりだ。


とりあえず傘を買った。

その女はN弥という。

大阪から東京にやってきたらしい。路上ミュージシャンからのサインを収集する旅をしているらしく、随分前から頻繁に東京にもやってきているのだと、近所の友人は教えてくれた。

で、この度住処を東京に移してきたというわけだ。

N弥は全くと言っていいほどしゃべらない。質問や反応を求めてみても、大きく頷くか、首を横に振るか、曖昧に笑いながら揺れるかである。

しゃべるのが苦手とは聞いたが、これほどとは。過去や素性を詮索してみたくなるが、それは俺の悪い癖だということにして自粛する。

彼女は化粧をしていないのにきれいである。

そんなN弥のかばんには虫の模型だとかそらまめの模型だとかチョコの模型が入っている。正直わけがわからない。

無言でそらまめのストラップを渡されたのでうけとると声を出さずに喜んでいた。

猫が好きらしい。
虫が好きらしい。
それ以外は分からない。
しかし俺が歩いている数メートル後ろをとことこついてくるのをみると、どうやらなつかれたらしい。

妹ってのはこんな感じなのかなあとぼんやり思った。


以上のことがフィクションなのか現実なのかは置いておく。

渋サ知ラズの新譜「渋響」が発売。

欲しいっ!ライブ行きたい!試聴して鼻血ブー!
DJスプーキーかく語りき「レコード二枚で宇宙は作れる」
ふむふむ。
宇宙を感じさせるミュージシャンの中に渋サはもちろん入るわけで、ROVOもdcprgもapxも。
でも学問も表現も宇宙への挑戦だったり宇宙の謎解きなわけで、つまるところドリフが描いているものも宇宙だ。

何が言いたいかというと、俺はもっと色々なことを知らなくてはいけないということ。

社会
歴史
科学
勇気
真心

そういうこと。


日本語が達者なアメリカ人と
日本語が達者でないフランス人と
日本語が達者なネパール人と
日本語が達者でない日本人と


関わっているなかで最近学びつつあることは

目の前にいる人を愉しませるには



そのためのこと


うまいことできてるだろうか。
否、自分の思うやり方で精一杯やるまで。それでうまいことできていなきゃ、それまで。


奥田民生「記念ライダー2号」聞いて鼻血ブーブーブー。

出血多量で死ぬまで。

舞台が終わってひと月が経ちそう。
予定が費えないから早すぎるように感じる。
しかし単調な生活なの筈に色々がめまぐるしく展開している気がする。
まあ23としては健全。少なくとも悪い方向にゃ転がってない。

惰性で綴る文章のなかに(^-^)
あ、心霊。

あーあ早く人間になりたい。
ポカ崎から脱却したい。
夢見る少女じゃいられない。

飲食店で「ごちそうさま」をちゃんと言うのもリハビリの一環。

それから始まるひとつひとつ。

トイレは大でも14秒

ますます快眠快食快便

素早く生きて

ゆっくり死ぬ

ビタミンC+柔軟体操

股間にヨットの帆を張って

フレッシュ脳みそ

強靭ボディ

ふと、どの行動も同等だと、そんな気になった。

ユニセフに募金をすること
最愛の人と挙式すること
人を殺すことですらも

食事と同等。

だから、新鮮な出会いとかも同等。特別なことじゃないけど特別。
当たり前であると同時に有り難いことだということ。

ニュートラルに、偏らずにやってくために、そんな視点が必要なように思えた。恋に一生懸命になる情熱でシャワーを浴びたり、寝たり起きたりする必要があるらしいぞ、俺には。

日々一生懸命ってそういうことかなあ。
と思い耽りながら牛丼を食べています。

ところで、

誰からしても何でもないような景色に涙することもある。ふしあわせなわけでも傷ついているわけでもなく、痴呆老人のちんこのように、粗相のように涙がでるんです。
積み重ねたものは「積み重ねた」というのもはばかられるくらい小さいもので、やんちゃながきの蹴り一発で粉々になるような砂の姉歯マンション。

リスタートは何回したっていいよねー。

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