electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2007年06月

凡庸ながら24年生きて、それでも何かを得たというには程遠く。
核心のかすみをてのひらにふところに忍ばせて、投石を受けつつ、胃薬を飲みつつまだ捨ててはしないのです。隠していたいこともいっぱいあって、できればそれについては触れないでほしいのですが、いつかは明かさなくてはいけないのです。その日が来ればいいと思っています。

眠れぬ夜の尺鉄はいやに輝いて
切先で戯言を描いて猥雑な落書きを描いて

ふざけんじゃねえぞ。描くことでしか世の中との折り合いは保てないぞ。だから描くしなかろうに。吐くみたいに描くんだ。啼くみたいに描くんだ。それは排泄と同じことだが、俺の排泄に何かを思ってくれる人もいて、それが俺の少なからずの財産なのです。だけど、結局は俺のためにやってんだよ。誰のためにやってるんでもねえぞ。
俺なりの真剣の在り方が他とは違っていても否定される必要はない。中指こそ立てはしないが、形でもってわからせなくてはいけないようだ。どこもかしこもしがらみしかない。のらりくらりうまくやっていける要領のよさがあればこんなベクトルに進んじゃいない。愚行だ。腹の中で頭の中でノ田ルムは眠っている。ふざけんじゃねえぞ。凡夫の自覚はあるがまだ折れちゃねえぞ。必要なのは考え続けること。考え続けた末にいつかはあなたの息の根を止める。何にむかついているわけでもないが。いや、嘘、むかついているのだ。へらへらしている奴らに。奴らすべてに。何が楽しいんだ。何を楽しんでいるというんだ。本当は何も楽しくないさ。生きていくのは労苦でしかないぞ。

労苦あっての日曜だぞ。

平日からへらへらしやがって。ふざけんじゃねえぞ。描くことでしか世の中との折り合いは保てないぞ。涙が出そうになるぞ。どういうことだ。死滅しろ。俺は真心が多めだぞきっと。やさしいはずだぞ。なんのこっちゃ。ああああ、迷路入った。入った。


elegirl rabel # 101

kida ayame × itamoto masumi

c i c c a

2007.07.10-15
@ Sendagi RAMPO (yanaka2-9-14)
open 10:00-20:00
reseption : 07.10 17:00-

* * * * *

近松門左衛門曰く、芸の真実は虚構と現実との微妙なはざまにある。
彼が美術を含む表現全般を指してそれを言ったのかは定かではないが、虚と実の狭間の美しさは然るべきものだろう。
(企画書より)

* * * * *

kida














kida ayame 「YOMOGI in TokyoWONDERLAND」(pats:1/10)

さて
ぼんやりだけど、ほんとうにぼんやりで
どれくらい距離があるかはわからんが
行くとしよう

↓きだあやめの名前で絵をかいてます

■■■

elegirl rabel #101

kida ayame × itamoto masumi

c i c c a

2007.07.10-15
@ Sendagi RAMPO (yanaka2-9-14)
open 10:00-20:00
reseption : 07.10

大切なものは限りなく多くて優先順位を見失っているうちに取り零しちゃあいけないものをぽろぽろと取り零して取り敢えず胃に穴ぽこだけ残ってる。ああそうか。ここからこぼれたのか。あれ、こんなに脆かったんだ。零したあとで無様におろおろと拾う。

酔いたい。疲れているのに眠れないのは最悪だから酒を飲む。
酔いたい酔いたい酔いたい。明日のことなんて知るか。どうでもよく思える強靭さがほしい。胃が嘲笑みたいに痛む。いたい。

飾り付けたいしろい手首
ほそい手首
女の人の手首

追憶なのか未来図なのかわからん。とにかくそんな手首の夢を見て目が覚めた。
間違っても誰かに分かってくれなんて言わないし、言えないし、言ったところで分かるはずもないのだが、分かっていながらこう、同情を乞うみたいな言葉に逃げる俺も嫌だ。でも文字にしねえと咀嚼できんし。

だからと言っておめおめとしてるいとまがあるわけでもなく、輝ける未来を目指せというから酷だな。本当に。

見てる見てる。
寝ても醒めてもそれしかないのだ本当は。
ちょっと間違えちゃっただけ。
訂正は全然可能。

そう信じたい。

とにかく胃痛止まず。
身も心も弱くて、恨めしい。



胃がしくしく痛み出した。
ちくしょう。ちくしょうちくしょう。
当り散らすエネルギーがあるわけでもなくやわらかい枕をぎゅううっと抱いてなんとか痛みが引くのを待つしかない。
そしたらあの子に「せなか、まるめないでください・・・」って心配されて余計に切なくなる。


身の使い方を間違えて
研磨するつもりが磨耗して
馬鹿か


胸の辺りから込みあがってくるふかあい溜息。
気持ち悪いでっかい溜息。


あなたは自分が思ってる以上に不器用よ
強靭でもないし


って、そんなやさしいことばを反芻しながら床に就いた。

今度、天気がいいとき平日の午前中から中目黒にでも行こう。
サンドイッチは持参。ココアとか飲もう。煙草は軽くしよう。
家具とか見よう。何になりたかったのか思い出そう。考えるべきことを掘り起こそう。

そんな計画を想像していたら、なんだかその画が幸福で、ぽろぽろとなみだがでた。


帰ろう。




このページのトップヘ