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ゆるく、ゆるーくありたいものです

カサを持たずに出かけよう

  • 2010年05月18日
最近思うのは、どんな風に生きても共感者も敵もついてまわる。
どんな糞な一生でも、一生じゃ足りないくらい世の中には色々ある。
mixiアプリを全部極めるだけでも一生は終わるだろうし、日々鍛え、拳法を極めても同じ一生。なんとなくだけど、一生のつぶし方を考えている。

面白いことがしたい。
けど、世の中には面白くないことのほうが少ない。
ここ数日はゆっくりできた。いや雑多な用事でいそがしくはあった。
ただ、寝る前にぼんやりと27歳と年齢のことを思った。

十年前に大学でちょっとだけ入った自主映画サークルで先輩が8mmで撮った作品があった。ストーリーとか結構意味不明で、確か「春雨的」っていうタイトルだった。
それのラストでゴダール風テロップが入るんだけど

 僕らはあと百年生きる
 僕らを愛してくれ

っていうのが、十年経った今でも妙なこびりつきかたをしていて、いまさらもしかしらあの作品はすごい作品なんじゃないかと思った。

そのテロップのあとに流れる真心ブラザーズ『月面』が実にいい曲で好きだ。自分で作演をした舞台でも使った。

「カサを持たずに出かけよう」っていう部分になぜかしら強く惹かれるのだけど、誰か分かってくれるだろうか。

カサを持たずに出かけよう。



耳で見た君の鼻はまるで目のようだ
そしてどうぞボクに
どうでもいい事にこだわる不合理な奴と言う
視線を投げかけてくれ
んで
おやつの時間だ

遠い記憶をさかのぼる永い旅に出よう
世界は黄色くて近所が広いころ
ボクは泣いている
カサを持たずに出かけよう

光が全てを映し出す
闇が全てを包み込む

せき込む老人がたき火の中に見たものは
月面に立てた星条旗の引き出物
ゴミの島
夢の島
城の跡
暴動の音聞きながら眠れ

光が全てを映し出す
闇が全てを包み込む
時が全てを流し去る
お墓が海を見続ける
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右手にイオナズン!左手にバギクロス!

  • 2010年05月18日
タイトルは爆裂旋風(イオナロス)、名前が弱そうになっちゃったね。

押井守×藤原カムイ『犬狼伝説』読了



これの番外編の映像作品『人狼』が昔からだいすきだったんだが、本編にやっとおめにかかれた。やっばい。俗に言う「ぱねえ」のそれ。


舞台は戦後の架空の昭和時代。反体制運動が激化した東京に警察とは別に首都警という組織が生まれたという世界。ってもうシチュエーションだけでやばい。

ちょっとこの作品についてはいろいろ語らいたいですね。だれかこの作品を肴に飲もうよ。ちょうかっこいいよ。

藤原カムイの福神町奇憚の一巻をもっているんだが、続きはどうなるのか知りたい。
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甘えをみた

  • 2010年05月12日
劇団、本谷有希子『甘え』観劇。
以下、感想。若干のネタバレあり。


タイトルのとおり「甘え」についてのほんとによく考察されてる作品だと思った。
というか、父親の極端なしょうもなさが自分にリンクする部分もあるからちょっといてててっていう気持ちも覚えた。

「同情はね、底なし沼だよ」っていい台詞だなあ。
台詞の言葉の選び方がほんといいなあ。
よくできた構成だなあ。安心して面白く観ることができました。
文芸になっても読めそう。

あと、小池栄子ってけっこう魅力的だなあって思った。
あと、広岡由里子の演技。ベテランのテクニック。すごいなあ。
そんなことを思った。


劇団、本谷有希子『甘え』
2010年5月10日(月)〜6月6日(日)
於 青山円形劇場

http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/11/018/index.html
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  • 19:27 |

表現が勝利しまくった雄姿

  • 2010年05月11日
歌川国芳(wiki)浮世絵展に行ってきた。

浮世絵の知識はまるでないんだけどwiki読んだだけで軽くテンションあがってた。
いや、本当に行ってよかったと思える。

当時は娯楽(表現)への規制や取締りがかなり厳しく、浮世絵に関しても、これを描いてはいけない、というのが多かったという時代背景がある。
歌川国芳のかっこいいところは「それでも描く」というところ。

忠臣蔵を、幕府風刺を、発想力を武器に規制を逆手に取り、取り締まられないやり方で描く。規制を越えて作品を送り出すたびに江戸の町が喝采する。

展示されていたのはそんな、規制をものともしない、表現が勝利していく歴史。
規制を逆手にとって傑作を生み出していく雄姿。

これを観に行って、何となくキヨシローのことを思った。
キヨシローについてはそこまで詳しいわけじゃないんだけど。



ところで、演劇の世界では「劇場法」という法案が問題になっている。
その法案が現在いる演劇人を生かすことになるのか、それとも首を絞めることになるのかという議論。

この浮世絵展をみにいって思ったのは、その法案は、創り手側にとってはどうでもいいことなんだなってことで、どんな法案があれ、創り手は容易くそれを超えていけるし、傑作は生まれ続けるだろうってこと。

そんなことを考えました。



歌川国芳は、武者絵を描かせたら並ぶもののいないほど武者絵に長けた人だそうです。確かにかっこいい武者絵の展示は多かった。
猫絵もかわいかった。猫の動きやポーズや表情を観察してた様子が伺えました。

また『宮本武蔵と巨鯨』のような圧巻のスペクタル作品も多くありました。
その他、だまし絵のようなサイケな作品や、西洋画法を取り入れた当時の前衛作もあり、それら作品数の多さから語るべきものが多々ありました。

とにかく晩年まで「発想力で勝負し続けたい」というスタンスがありありと感じられました。

くそかっこいい。

本当に行ってよかった。


歌川国芳 奇と笑いの木版画
3月20日(土)〜5月9日(日)

於 府中市美術館
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kuniyoshi/index.html
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俺の町、君の町

  • 2010年05月03日
6月終わりに引っ越します。
住めば都ってほんとうで、二、三年住めば高幡不動も最高の街に思える。

引っ越すとしたら多分また京王線沿線。通勤が楽だからね。

あんず村や四八天丼やカラオケミッキーやあの病的なくらいに「ありがとうございます」が多いサンクスのおばちゃんや地獄のように急な坂道すら、本当に愛おしく思える。

惜しくない別れなんてない。

別れってなんだろうということを考えると、「関係が変わる」ということのひとつのケース。
人間同士だったら、「恋人」は別れて「他人」や「友人」に。「同級生」が「他校の友人」に。「生者同士」が「生者と死者」に。

本当はただそれだけ。
感傷は自分のものじゃなくなるという幻痛のようなもの。


「住んでいる町の風景」とはもう少ししたらお別れ。「住んでいた町の風景」に関係が変わる。
もういくつ町を手放したかは知れないが、大丈夫。うまくやれる。


移ろって変われるということはとても希望のあることだ。ただ不安や感傷が伴うんだ。体も心も水でできている。どうにだって成れる。望むように。

鰰の公演ももうじき終わり。いまごろ出演者のみなさんは名残を感じているんだろうか。

残りステージも振り絞ってくれると思います。ほんとおすすめできる公演。


http://hatahata.sitemix.jp/
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変てこな楽観

  • 2010年05月01日
あいまいな春。4月もあっという間。季節の移ろい。
引越しの準備もしなきゃね。6月末に越します。
月がきれい。
俺はそうね、割といつだって、前向きでいることのほうが多いね。
変てこな楽観が武器だ。ずっと持ってよう。

キセルいいなー。





キセル『ハナレバナレ』


キミが目を覚ます朝 僕は一人眠る頃
閉じたまぶたの裏側 赤と黄色のその中に
浮かんで消える

夏の太陽に照らされ 君は一人汗かいて
海の見える窓から 僕の街は見えますか?

僕らはきっと変わらずにずっと
それぞれ暮らしてくので
たまには君を忘れてしまうよ
その内きっと本当にね

明日は雨が降るのかな

あかね色が広がって 影が長く伸びたなら
風が少し強くなった 明日の雨も気がかりで

僕らはずっとはなればなれ
色の違う空の下
雨の朝は君を想うよ
どこまで続くのかな

窓には青い空

僕らはきっと変わらずにずっと
たまには君を忘れてしまうよ

本当にね


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Tatsuo Okazaki

「いい会社」elegirlという会社を経営しています。主たる事業は広告ですが、音楽事業 elegirl labelや演劇制作など、気ままに色々やってます。プロフィール詳細はこちら。デザイナー、DJとしての活動概要はこちら


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