electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2010年06月

ロフトで寝てみたが噂ほど悪い寝心地ではなかった。必要なものはほかになにがあるだろう。
シャワーカーテンとかかしら。
しかし荷物のなかにガラクタが多い。貧乏性なので捨てていいものを捨てきれずに残しておく性分がかなり仇だ。それでも結構処分したんだけどなあ。


本当だったら何一つ捨てずに後生大事に持っていけたらと思う。人間関係もしかり。
マイミク整理とかアドレス整理とかいう言葉があるが、それは基本的にできない。携帯のボタンを押す感覚で人間関係を断つことには懐疑的だ。

閑話休題。高幡不動での時間は過ぎ去りし。
2年と7ヶ月か。いろんなひとにきちがいだとか変だといわれるので、多分俺は変なのかもしれないが、よくもまあこんなきちがいと一緒に暮らせたと思う。おぐさん、なおちゃん。

多分、俺の部屋から中原昌也とかが流れてるときに、「また気持ちわりー音楽きいてやがる」とか思われていたんだと思う。
けど、いままで生きてきた上で、得てきたものが人とちがうのは当然それでも楽しかったと思えるのはありがたいことだな。
そういうのが、大事なことだ。
本当にお世話になりました。
これからもよろしくよしなに。

2年7ヶ月のそういう季節が終わる。名残はあれど、こちらの事情とは関係なしに移ろう。

いやあ、蒸すなあ。夏だなー。

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引越2日目。

湘南のヤンキーakaけんちゃんにトラックを出してもらって1日連れまわす。

けんちゃんは「日本人だから日本の絵を体に入れたい」という理由で半袖の下に半袖みたいな絵を入れているへんてこな日本好き。

引越の手伝いは大変ありがたいが、最近見たグロ動画のグロい話を延々されるのはまいる。

「でさ、その動画で兵士が首ちょんぱされてて、うげーってなって…」

とか熱く語りながら入る道を間違え続ける。得しない!
まじで聞きたくねー。

「そんな動画の後に見るとらドラの清涼感が最高なんだよ」

とほざいていていた。
アニメの見方が歪んでいる。
けれど、そんな歪なヤンキーけんちゃんは俺の引越のために仕事の休みをとってくれた。

信号を待っていたら横で豆腐屋のリアカーが豆腐をぶちまけたらしくて、兄ちゃんが切ない背中で豆腐を拾っていた。

けんちゃんがそわそわしだす。

「ためだ、かわいそうで見てられない。早く信号かわれ」

確かに、曇り空の下で痩せた豆腐屋が背中を丸めて豆腐を拾っているその画は悲しいものがあった。

「見ていてつらくなる、耐えられない」

なんでこれがつらいのに彼は殺人グロ動画が見れるんだろう。

引越の荷物搬入が完了。
明日は前の部屋の掃除。
ふー。多謝だぜけんちゃん。

高幡のマンションから聖蹟のボロアパートに。
鍵をもらい入居初日。
何もないだけがある部屋。水道と電気開通。ネットとガスの工事は午後。

以下、夢想。


まずお隣さんは大学2年生女子。地方から出てきてまだ東京に慣れてない。その警戒心の強さから人当たりがきついが、実は甘えたがりのツンデレ。髪はロングストレートで本作のヒロイン。


反対側のお隣さんはバイトにいそしむ。ショートの似合う女子。活発で体育会系キャラ。八重歯が特徴的な元気な女の子。


上の階は都心に通うOLのお姉さん。大人の魅力でセクシーな色香を漂わせる。何かと主人公(俺)を年下扱いしてくるが本当は子供っぽい面も。


斜め上の階は病弱なメガネの女の子が療養している。華奢で無口でどこか悲壮感漂う。


反対側の斜め向かい。仕事でいつも帰らない母親と暮らすロリ双子。


徒歩2分の近所、道路の向かいのコンビニの上にポストロックに興じてる大学生男子が住んでいる。

おっと、一個だけ現実が混ざってしまったけどいいや。
まあとにかくそんなエロゲーライフのはじまり。はじまれ。

健康診断にいく。

注射がくそきらいなので採血は最後にしてもらう。死刑囚の気持ちってこんな感じかもしれないと、ガチガチ震えながら採血タイムを待ち、座ってじゃなく仰向けで採血させてもらう。(楽らしい)

「すみません。注射がきらいで…」
と看護婦さんに言うと
「知ってます。毎回なので」
と言われた。

注射嫌いとして覚えられてた!
これはかなり恥ずかしかった。

これをきっかけに「注射嫌い界」からスカウトがかかり、俺は期待のエースとしてデビューしてしまうんだと思う。

四年に一度の注射嫌リンピックでは、全世界から集められた注射嫌いの猛者たちが一同に会し、各々の注射嫌い技を披露する。

●注射嫌い100m徒競走

うしろから注射を持った看護婦さんが追いかけてくるので、その拒絶反応で走るスピードを競う。

●注射嫌い重量あげ

おもむろに注射を構えられるので、その拒絶反応でびくっとして思わずバーベルを持ち上げる。

●注射嫌い剣道

竹刀の先に注射器がついていてぶっさしあう。危ない。

●注射嫌い体操

注射を嫌がる演技を芸術的に行う

●注射嫌いシンクロナイズドスイミング

注射を嫌がる演技を水中で芸術的に行う


岡崎にスカウトがくるとしたら
●注射嫌い柔道

注射を向けられ、ヒイイ!となって正面の相手と組み合う。ヒイイ!といいながら投げる。
固め技を決められると看護婦さんに注射を打たれるから必死になる。


次の開催は2012年のプラハ(行きたいだけ)。正直、アスリートにいきなりなるというのは困惑する。けど、必要とされるならなるべく応じたいと思う。
日本を代表して頑張るよ。


健康診断のあと、池尻大橋にmegane exibisionときいう企画展を観に行ったが残念ながら好みじゃなかった。

ハイスタとかオフスプリングとかああいうメロコアが好き、というか、ああいうメロコアしか愛せない!という極端な人にはおすすめ。

そんなポップアート展だった。

森美術館の企画は打率が高いときいて、ためしに行ってきた。

企画コンセプトはこんな感じらしい。

2008年の金融危機を背景に世界的に将来の見通しがたたなくなっている今日、日本のアートの動向もまた不明瞭です。本展では、そんな時代こそ、アートの本質や可能性について考える絶好のチャンスと捉え、「芸術は可能か?」という問いを出発点に、現代社会のさまざまな問題を描くアート、他者との協働作業や既成ジャンルの横断により新しい可能性を見せるプロジェクト、私たちの日常があるストリートを舞台とする創作活動、そして新しい美学の誕生を予感させる新世代の表現などて、明日に挑む日本のアートの「今」を見つめます。

ふむふむ。まあ、なんか見慣れた感じ。

いや、けどだいぶ面白かった。老若男女だれにもわかりやすい圧倒的なクオリティ。プロって言うのがこの世界にあるのかよくわかんないけど、アーティストってすごいのね。

印象的だった作品を備忘的にいくつか。


照屋勇賢

「逆さまの日の丸」など社会や経済を再確認させる作品がおおい。
芸術の再確認というコンセプトに企画に即した入口の展示。

加藤翼
重い木造物をみんなでひっぱって引き倒すという作業や、その達成感を経て、他者とのコミュニケーションを再認識する作品だとか。

宇治野宗輝
なんかサイバーパンクな感じ。よくわかんない音楽ロボットと音楽カーに取り囲まれて怖くなった。

八幡亜樹
「ミチコ教会」という20分のドキュメンタリーとビデオ・インスタレーション。これは本当に美しくていい作品。けど、このドキュメンタリー実在なのか創作なのか分からないので、結婚を控えている人とかなんかしらの岐路にいるひとにおすすめしたい。

ログズギャラリー
ガソリンミュージック DELAY

きれい、ぶっとぶ。

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とにかく見ごたえのある作品群。
「芸術は可能か?」という問いのとおり、確かに昨今のつくりてを取巻く環境はなにかとへこむことが多い雰囲気があるけど、それでも可能なんじゃないかなあと思わせる企画だったのは確かね。

森美術館はたしかにすごかった。
またこよう。

六本木クロッシング2010
2010年03月20日 〜 2010年07月04日

アーティスト
相川勝、青山悟、雨宮庸介、宇治野宗輝、加藤翼、小金沢健人、コンタクトゴンゾ、志賀理江子、鈴木ヒラク、高嶺格、ダムタイプ、Chim↑Pom、照屋勇賢、HITOTZUKI(Kami+Sasu)、森村泰昌、八幡亜樹、横溝静、米田知子、ログズギャラリー 他

一般 1500円、高校・大学生 1000円、4歳以上−中学生 500円
開館時間 10:00から22:00まで(火曜日は17:00まで)


http://www.mori.art.museum/contents/roppongix2010/

我喜屋位瑳務展にいってきた。

なにも予備知識なしでいったんだけど、かなりやばかった。

適当な絵とかむちゃくちゃな絵とかってデザフェスギャラリーとかいったらよく見るけど、素人のそれとは一線を画してるねーほんと。

笑いをこらえるのがたいへんだった。
こころが踊って仕方がない。

本当におすすめできる展示。

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(c)我喜屋位瑳務

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(c)我喜屋位瑳務

ネットから拾い↑こんな感じの作品。
ことごとくかわいくない。
ことごとくむかつくわー


我喜屋位瑳務展
「暗黒宇宙特攻隊VS悪魔大統領」

2010年6月7日(月)〜 6月24日(木)
開催時間 12:00〜19:00(水曜のみ 8:30p.m.) 日曜休館
入場無料
会場 ガーディアン・ガーデン
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_gpx_gr_201006/gg_gpx_gr_201006.html
http://gakiyaisamu.com/

バナナ学園純情乙女組『アタシが一番愛してる』観劇

音響のDJ北さんがメールで「ブレイクコアなんて聞いてる場合じゃないよー観に来い」とか誘ってきたのでせっかくの休日に早起きして日曜の12:00から芝居を観る。

あまりいい評判の聞かなかった劇団。観劇して初めて理由が分かる。
うわ!と目を背けたくなるような感じもたしかにあった。

けどすきだなーこれ。

コスプレと殺陣と雑多な笑いとアニソンでダンスがしたいっていうだけで始めてそればっかやってる。ストーリーとか本当どうでもいい感じでスカスカというかだいたいは聞き取れないんだけど。

とにかく元気がよくて絶対自分はここに関わんない気がするんだけど

いやー好きだなこれ。ひどいけどまたいきたいな。

CDRとBSKのつくる曲みたいなやりすぎなジャンク感。面白かった。
げろでそうになった。夜見るべきだったなーって思う。





バナナ学園純情乙女組七限目
『アタシが一番愛してる』

脚本 月並ハイジ 演出 二階堂瞳子

出演
二階堂瞳子、加藤真砂美、野田裕貴、前園あかり(以上バナナ学園純情乙女組)、浅川千絵(東雲ドライバナナ)、浅利ねこ(劇団銀石)、大川大輔(しもっかれ!)、小田崎諒平、叶じょい、桐村理恵、杉田健介、高柳美由紀、田中正伸、中村梨那(ワーサル)、ばんない美貴子(The Gunzys/ナラニソハヌルソン)、樋口雅法、望月綾乃(ロロ)、岩田裕耳(電動夏子安置システム)、塚越健一

http://banana.oiran.org/




今日の朝ごはんはメロンパンでした。思いのほかでかくて、歩きながらもぐもぐしてたらなんかすげー恥ずかしくなってやだった。

「ぷぷぷ、みてあのメロンパン、でかくね?」
「あらまあ、育ちざかりかしら?」
「いやいや食いしんぼさんだよぷぷぷ」

という街のみんなの嘲笑を受けてたと思います。やめてやめて!そんないやらしい目で俺をみないで!

しかしメロンパンをコーヒー牛乳で口のなかでふやかして食べるのは神の味。食品神inthehouse!あーまじでおいし。

関係ないけど、俺はこうやってふやかして食べるのがだいすきで、キャラメルコーンだろうがチョコケーキだろうが何だってふやかして食べます。

別に秘密にしていたわけではないけど特に誰かに言うことでもなく、まあ密かな楽しみにしていたら、先日、友人に指摘されました。

「お前、本当にふやかして食べるの好きだよな…」

まさか、そんなに目に余るほど俺ふやかし食ってたとは思ってなかったので、思わず絶句して黙ってしまった。

「え…」
「この前もうまい棒お茶でふやかしてたしな」
「……うん」
「おい!なんで真っ赤になってんだよ!」
「ばれてたのか…」
「そんな恥ずかしいことじゃねーから!!大丈夫!大丈夫!」

しかし、結構な頻度で指摘されるからな。度が過ぎてんのかな。


いずれ入れ歯だしな。まあいいやふがふがふが

物件の下見に行った。

むむむ、案内してくれたお姉さんのかわいさと格好のエロさにに思わず微妙な物件を契約しそうになった。

な、なんて汚い不動産屋だ!

ここ数年毎日のように駅前のサンクスに寄ってたらとうとう店長のおばさんが顔を覚えてくれたようで、消費税をおまけしてくれたり、話しかけてくれたりするようになった。

四八天丼のガッツ石松似のご主人もいろいろわかってくれるようになって、俺の好みを逐一きいてくれたりするようになった。

思い出を褪せさせないようにジップロックして、持っていきたいよ。いろんなものが肌から乖離して、新しいものが浸潤していく。少しこわいんだ。少し。

会社の後のよれよれで池袋へ。
FUKAIPRODUCE 羽衣観劇。

感想としては、面白かった。
個性的ないい役者さんもそろってて。
内田さんも西田さんも鈴木さんも魅力的だった。

けど、正直にいえば、今後も知ってるひとが出てなくちゃ観に行かない。

最近、考えること。

演劇には演劇ならではの魅力がある。
けど、同時に演劇ならではのむかつく部分があって、それが何かは上手く説明できないんだけど。
お笑いも、絵画も、文芸も、映画も、音楽も、それぞれの世界にそういうのがあって、その世界にいる人たちはを両方自覚的に捉えて抱えていて、けど、そんなことをいちいち言い出してたら、観る側にも創る側にも誰も立てないから、魅力的な部分を生かしながらむかつく部分をいかに処理するか?みたいなことや、或いは魅力的な部分を特に強調してそのジャンル独自の価値にするっていうのも戦い方なんだろうけど、

この公演はなんか小劇場ならではの魅力もならではのむかつく感じもふんだんで、小劇場以上の先には進まないような予感を覚えた。

よくわかんない日記だけど、どうでもいいや。

FUKAIPRODUCE 羽衣 第12回公演「愛死に」

期間:2010/06/12(土) 〜 2010/06/22(火)
場所:東京芸術劇場 小ホール2

脚本・演出:糸井幸之介
出演:深井順子、日高啓介、鯉和鮎美、高橋義和、寺門敦子、伊藤昌子(劇団阿佐ヶ谷南南京小僧)、キムユス(散歩道楽)、澤田慎司、西田夏奈子、鈴木燦、東谷毬子、板倉チヒロ(クロムモリブデン)、金子岳憲(ハイバイ)、内田慈

http://www.geocities.jp/hagoromo_hukai/

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