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ゆるく、ゆるーくありたいものです

パーティ

件のセネガル人アブラハムの家にお邪魔した。
ceebu yappという料理をつくってもらった。
肉がのったキーマカレーのような料理で非常においしかった。

ベルリンの物件は安くても広いものが多い。
だからホームパーティーがもりあがる。

ホームパーティでホストは自分の国の料理を振舞って自分の国の音楽をかける。
ゲストサイドはまた別の民族であることが多いので、俺の国ではこうだとか、そういう話で会話が弾む。
つまりベルリンでのホームパーティは文化のシェアという側面を持つ。
これとてもいい感じだと思う。
いろんな民族がそれぞれの土壌を知るためにはもってこいの慣習だなと思う。

知らない国の情報なんて知らないことしかないのだからインスピレーションにつながる。
それについて座にいる民族の数だけ違う視点で検証できるし、共感できるものも多く生まれる。
それじゃあ今度これやろうよとか、また新しい遊びのアイディアに結びつく。
楽しい。

面白いものは食卓で生まれる。
それはほんとうにあるとおもう。
そしてイベントもその延長線上だとおもう。
クラブだろうが、展示だろうが。

なので「こんにちは」と「ありがとう」と「おいしい」は本当にたくさん知っておいて損はない。
いい言葉だ。
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  • 06:22 |

das Leben ist kurz

先ず、近況報告なんですが、パスポートの入ったかばんを盗まれました。

ノイケルンのバーでエレキバイオリンのミニライブをやっていて、それを観ている最中にやられました。
すぐに警察に行って届をだしたけれど、ふつうに悔しい。
ベルリンは基本的に治安はいい、けどそういうこともある。

Cちゃん(ドイツ)、Eちゃん(ノルウェー)、Mさん(アメリカ)、Aくん(イスラエルだっけ)の手厚いサポートのお蔭様でぶじに届けを出すことができた。ほんとうにありがとうな多国籍軍。
彼らはビール買って警察の待合室で待っていてくれた。

この件はさすがにちょっと傷ついたのだけど、後ほどCちゃんから

CHEER UP
Livetime is short enough,there is no place to be sad

というメッセージをもらって、ほんとそうだなとおもったのでめげないようにする。
まじで油断は禁物。



ところでこの日記をつけはじめてもう9年くらいになるのだけれど
5年前の自分の日記をみたらちょうど役者として演劇をしなくなった頃で、あの頃の自分がまさか5年後ドイツにいるなんて(そしてそこで寿司を巻いてるなんて)思ってもみなかったなあということを考えている。
なぜ5年前のことを確認したかというと、なんていうかいろいろな衝動を思い出しているからだ。
もっと貪欲でいいし、欲求にはなるべく忠実でいいはず。
ということを、思い出している。

そうそう、限られた時間とはいえ、逃げないためにここに来た。

窓辺がかなりいい感じで、コーヒーはそこで飲む。
暮れなずむ街にトラムが走る。午後9時の斜陽と夕凪。

日本の今後のことも自分の今後のこともずっと考えてる。

好きなようにやるってことがどうにも難しくなったのはなんでだろう。
取り戻していこう。
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  • 09:39 |

Offenbarung

JAPANESE SUSHI屋でアルバイトを始めました。
まかないが出るので日本食恋しさも解消できそうです。


ベルリンで飲食のバイトをするには許可証が必要で、保健所みたいなとこに取りに行きました。
保健所の中は英語がない完全ドイツ語圏で、かなり困難でした。
手続きの部屋に行くまでに1時間くらい館内をさまよい歩いて、20ユーロを支払います。
その後衛生についての研修ビデオ(ドイツ語なのでほとんど分からないけど、手洗いは入念にと言うことだと思う)を視聴したあと許可証がもらえます。
ドイツ語使えないのでこの手続きがかなり大変だった。

ところで、最近は友達もでき始めて何かと楽しくなってきてる。

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タギングしたり、

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飲んだり、

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ファミコンしたり(持ってきた)

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クラブに行ったり(この公園ライクなとこに音楽がずっと流れてる)

まあ順調な滑り出しと言えるのではないだろうか。
不安なこととかも実は色々あるけれど。

英語で会話する機会がある所為だろうか、考え方が非常にシンプルになってきていると思う。
ようは、やりたいようにやるのが非常に調子いいっていうこと。
あたりまえのことだけど、このニュアンスはうまく言葉にできないと思う。

人生も世の中もそんなに複雑にはできていないということを、簡素な街で日々感じている。
街に思考はコントロールされるというのが誰の論だったかは忘れたけれど、シンプルな街が自分に教えてくれるのはシンプルライフそのもの。シンプルなユーロ紙幣の上では複雑な経済の流れもないように思う。

そんな折、The Holstee Manifestoという言葉に出会って、本当にこころにひびいた。
雑貨を販売する会社みたい。



これはあなたの人生です。
自分が好きなことをやりなさい。
そして、たくさんやりなさい。
何か気に入らないことがあれば、それを変えなさい。
今の仕事が気に入らなければ、やめなさい。
時間が足りないのなら、テレビを見るのをやめなさい。
人生をかけて愛する人を探しているのなら、それもやめなさい。
その人は、あなたが自分の好きなことを始めたときにあらわれます。
考えすぎるのをやめなさい。人生はシンプルです。
すべての感情は美しい。食事を、ひと口ひと口を味わいなさい。
新しい事や人々との出会いに、心を、腕を、そしてハートを開きなさい。
私たちは、それぞれの違いで結びついているのです。
自分のまわりの人々に、何に情熱を傾けているかを聞きなさい。
そして、その人たちにあなた自身の夢も語りなさい。
たくさん旅をしなさい。
道に迷うことで、新しい自分を発見するでしょう。
ときにチャンスは一度だけしか訪れません。しっかりつかみなさい。
人生とは、あなたが出会う人々であり、その人たちとあなたが作り出すもの。
だから、待っていないで何か作ることをはじめなさい。
人生は短い。
情熱を身にまとい、自分の夢を生きよう。


旅先で出会うにはかなりいい文章だ。啓示か?
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  • 05:16 |

heimwehkrank

一週間がたった。
いまだ夢見心地で、異世界にいるようなギャップがぬぐえずにいる。
端末越しにしか日本語は目にしない。

旅人の多い町には特有のゆるさがある。
「お互いの細かいこと気にしてもしゃーないっしょ、受け入れあってこう」という雰囲気は錯覚ではないと思う。
いろいろな事情の、いろいろな思想の人たちがうまくやってる。
もちろん中には諍いだってあるのだろうけど、お互いの差異をお互いで削りあうより、お互いで受け入れあったほうがどっちにもいい、ということを思う機会もたびたびある。

だから英語が苦手でもみんなわかろうとしてくれて楽。

昨晩アパートに遊びに来たアブラハムはセネガル出身の黒人。レゲエとヒップホップが好き。
セネガルで一番暑いというヒップホップを教えてくれた。



アブラハムには7人の子
一人はのっぽであとはちび
みんな仲よく暮らしてる
さあ おどりましょう

Abraham has 7 children.
One is tall,others are small.
They lives together happily.
Hey Lets dance

と日本の童謡の歌詞を説明すると「Very good song」と言っていた。
たしかに!

* * *

ベルリンは非常に鶏肉がおいしい。
詳しい人の話では、日本の鶏と育てられ方が違うそうだ。
どこで育てているのかは知らないけど、広々とした養鶏場でのびのび育った鶏にはストレスフリー故の筋肉の柔らかさがある。

町の中の鳥は低空飛行が多い。
空気がきれいなのか?カフェのテラスのテーブルにひょいと留まる。
そういうゆるい日々をすごしている。

それでも、醤油と味噌と米がくいたいとか、湯船につかりたいとか、そういうホームシックもある。
日本恋しさ。何せはじめて来た海外なのだ。
享受する快適さと同じくらい、日本への距離は感じていて、
こころというのはほんとうに不思議だ。
1日に5時間しか帳の下りない町の、短い夜はたくさんの人たちのホームシックをも孕んでいる。

まだ英語が弱いんだ...って話をするとほとんどの奴が
「あせらないで、ゆっくり自分のペースで身につけていけばいいよ」
と言ってくれる。

言語だけじゃなく、感傷もゆっくり。
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  • 21:59 |

3日目。
朝4時から夜10時過ぎまでがっつり太陽が出ているので時間の感覚調整が難しい。

ベルリンの町は道路が広く、建物も、それについている窓も扉もでかい。
店の中は禁煙だが、分煙のマナーは悪い。歩き煙草とポイ捨てはざらで、そこらじゅうに吸殻もゴミもある。
それでも、道が広く、建物が密集していないので歩くのに気持ちよくはある。

ゴミ問題の反面、ドイツのエコ感覚は面白い。
まず、水道料金が高いので水の無駄遣いができない。
トイレの水は流したら自分で止める。シャワーもチロチロ水を出して使う。
けっこうナーバスだ、日本の水資源ってすごい。

スーパーではエコバックが基本。
物価が安いのでエコバックで浮くお金(0.5€)で1つ買い物ができる。そりゃもってく。

そして土日にいたるところで開催されるフリマ。これがすごい盛り上がる。
Mauerparkの蚤の市に行ってきた。古着やら楽器やらなんでもでていて見ていて飽きない。
オーディオインタフェース内臓のベスタクスの古いMIDIコンが50€で売っていた。
ジンジャービール片手にふらふらしてヤンキーみたいな奴から中古の自転車を40€で買った。
ビール瓶を返すと0.5€バック。
フリマの賑わいもエコ意識からなんだろうと思う。

Mauerparkから家まで自転車でかえろうと思ったけれど迷いまくる。
ロシア人の子に道を聞いたら彼女も迷子で、1時間後に再会した。
2時間くらい迷って、だいぶMitteの町並は堪能できた。なんていうか、のんびりした町だ。

ちなみに自転車の交通ルール破りまくってたらしい。
なんかいろいろあるのだ。

* * *

こちらにきてから、金について考えてる。
ユーロ紙幣は日本の紙幣と比べるとややチープだ。
なんていうか日本の紙幣は荘厳でえらそうだ。物質的な意味においても金の価値がちがう。
それが齎す差異についてはもう少し勉強の余地があると思う。

また、町の中に広告はあるが少ない。
東京での生活でいかにコマーシャルを食らって生活していたかを思い知る。
「買わなきゃ買わなきゃ」っていう催眠がどこかにあったんだと思う。

* * *

夜、生まれてからずっとドイツで過ごしているという日本人と話す機会があって話した。

「俺日本のことよくしらないけど、NHKのニュース見てるとむかむかするよ。
世界でこんだけ色々起きているのに何でそのニュースもってくるんだよ!っていつも思う。
日本にいる人はプロパガンダされてるんだって感じる」

間違ってないと思う。
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  • 17:20 |

散策

さすがに疲れが溜まっていたのでよく寝た。

起きて近所の店でジュースを買う。小銭で公衆電話をかける。
こちらの公衆電話はメールもおくれるらしい。
昨日のスーツケースの件を運送会社に連絡すると「見つかったので取りに来い」とのこと。
幸い鞄の中にスーツがあったのでそれに着替え、空港へ行く。

空港への道中で切符を買うのに手間取っていると若い奴が一生懸命教えようとしてくれた。
まず切符の概念が日本のとはちがうのでよくわかってないと無賃乗車になってしまう。テクニックが必要だ。
電車の乗車と下車はドアの開閉ボタンを押す。

そういえばおきてから何も食べていなかったのでSchonhouser Alleeの駅前でケバブ(2€)を注文すると化物みたいなでかさのケバブが出てきた。軽く食べるつもりが満腹。こんなもん毎日食ってたらそりゃでかくなるわ。

空港で遺失物センターに鞄の保管場所を教えてもらい、受け取りに行くと、
担当の奴が「手間かけさせやがって」くらいの態度で応対してくる。おいおい発端はおめーらだろ。
日本なら「申し訳ありません」から始まって迅速に丁重に対応するところを、誰一人として悪びれない。強気だ。

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BeusselstraBeの駅。空が広い。
ベルリンは広告の量が日本の10分の1くらいで、音楽やアート方面のものが多い。
町のいたるところにストリートアートが描かれているが、消されないようだ。

スーツケースを持って帰宅がてらカフェに入る。
コーヒーはドトール二杯ぶんくらいの量が出てくる。
ついでにネカフェにも立ち寄ってみた。10分/0.5€。めちゃめちゃ遅い。
ネカフェの店員に携帯を買いたいと言ったら店を教えてくれたが土日は定休。

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昼食はとりあえずじゃがいも(1€で食いきれない量が買える)とウインナーを茹でてチリソースで適当に味付けて食べた。

今日はベルリン中の大学が全部一般開放されるらしいと言う情報で、
同じアパートメントにすむ日本人の田中さんと足を運ぶ。

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CURRYWORSTの屋台


ベルリン工科大学にいってみて色々観たが、日常会話のドイツ語も分からないのに科学の内容が分かるはずもなかった。ミックスジュースを飲んで帰った。ちょっと入場券の13€無駄使いだったかなとも思えたが、工科大に通う日本人の子と知り合えた。2月から来たが日本人と会うのは初めてとの事で連絡先を交換する。

このLange Nacht der Wissenschaften(科学の長い夜)というイベントはエネルギーや医療、科学、心理学など様々な大学で各分野の研究の発表の場なのだけど、その固さとは裏腹にけっこうな盛り上がりを見せていて、親子連れがめちゃくちゃおおかった。

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工科大のベア

スーパーで食材を買って帰る。夕食はパスタを茹でた。
クラブに遊びに行くつもりが疲れて寝てしまった。
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  • 14:57 |

渡航

6:30に日暮里のホテルを出る。
京成スカイライナーで40分、8:00成田空港到着。

10:30に飛行機が出たのだけど海外に行くのが始めての自分にとってそこからが異常に長かった。
まず機内食についてきたワインを4杯くらい飲んで4時間ほど寝た。
1時間ほど読書をしてから、2時間ものの映画を観た。
それでも全然時間は埋まらず、同じ事をさらにもう一回繰り返した。
結局チューリッヒ空港に着いたのが現地の15時(日本の22時?)なので12時間ものっていたことになるのか。さすがに具合がわるくなった。

チューリッヒ空港でパスポートをチェックしたおっさんがビザを見て
「ワーキングホリデー?なにそれ?」と言い出す。
スイスにはワーホリはないので知らなかった様子。ほかの担当が俺に変わって説明してくれた。
乗換えまで2時間時間があったがスイスフランを持ってきていない。盲点だった。
1000円ほど換金してもらってジュースを飲む。
スイスには公衆電話ならぬ公衆インターネットがあって0.50CHF/5分でネットが使えた。
空港の向こうにはかなり牧歌的な風景が広がっていた。

17:30に空港を発ち、ベルリンのヘーゲル空港までは2時間ほど。
その間はずっと寝てた。
19:30に空港に到着。日本は27:30だから、出発から20時間も経っていることになる。

空港で俺のスーツケースが届かない。海外旅行あるあるとして聞いていた話だがさすがにてんぱる。遺失手続きをすると担当に、きっとみつかるから明日の朝に電話よこすよう言われた。

部屋の手配をしてくれた小林さんと合流し空港からバスでベルリン市内へ向かう。
2.60€でそのエリアの交通は乗り放題。SバーンのBeusselstrからS41にのりSchonhauser AlleeでUバーンに乗り換え。Rosa-Luxemburg-Platz下車徒歩5分のアパートへ。
信じがたいくらいすげえいいとこ。縁あって300€/月で住む。

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到着したのは21時くらいだったけど、6月のベルリンではまだ太陽がある。
夜は23時から朝4時くらいだそうだ。

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荷物を置いてスーパーへ。物価がかなり安く。大概のものは1€以下で買える。
食材を色々購入してめちゃくちゃ長いレシートになったがびっくりするくらい安かった。
サラダとパンとピクルスとアンチョビとウィンナーとワインとビールで夕食。
0時就寝。

機内で寝たとはいえ、26時間も活動していたのか。
まじで疲れた。

* * *

本当に色々な人からの追い風を受けて渡航前夜は感慨に耽ざるをえなかった。
無事に戻ってくるのが何よりだな。
たのしんでくるよ。

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Tatsuo Okazaki

「いい会社」elegirlという会社を経営しています。主たる事業は広告ですが、音楽事業 elegirl labelや演劇制作など、気ままに色々やってます。プロフィール詳細はこちら。デザイナー、DJとしての活動概要はこちら


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