electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2013年04月

満員電車の中でみかけた週刊朝日のコピーにこんなんがあった。

「世界は憎しみに満ちている」

ボストンの事件を受けての記事だけど、ラッシュの中で見たくなかった。
これが共感を得られるコピーなのか?だとしたら結構やだな。

世界は憎しみに満ちているから、強くならなきゃこの身を守れない。社会は不安なことばかりだからいっぱい稼がなきゃ。
何かを頑張る理由が、それだけってのはやだな。苦しいべ。

けれど日本人の潜在意識にそれは少なからずあるかもしれない。戦争、敗戦、高度成長、バブル、バブル崩壊、震災を経てきた国民性だ、ポジティブにお気楽にいくのは難しいかも知れない。それでも、「世界は憎しみに満ちている」と聞いて、共感できたとしたら気の毒だ。一杯おごってやりたくなる。

もしかしたらそれは真で、戦争も飢餓も経験していない自分が知らないだけで、世界のほとんどはまじで泥ついてるのだとしても、だとしてもだよ、満員の電車の中で見せるな。憎しみ渦巻く中に投げ込む言葉としては最低なセンスだ。クソコピーだ。ネガティブなシンパシーなんか公共に求めんな。

あと、だからなんなんだ、ってところもあって、世界がいかにネガティブだろうと、それを言って終わりにするのはガキくさい。「世界は憎しみに満ちているから●●をしたらいいと思う」ここまで言えて大人なんじゃねえかな。●●は「大喜利」とか「モンゴル相撲」とかでもいいから。

そういうところがね、いらっとしたですよ週刊朝日。
ちゃんと考えれ。

「宇宙人の皆さん、地球は●しみに満ちています。」

「憎」とか「悲」とか「苦」とかあてはまんの最悪だわ、情けない。「楽」とか「慈」とか言いたい。「可笑」でもいいね。少なくとも後の方の解釈のためにがんばってる。

いろいろ くだもの かごの中
いろいろ 窓辺に 花もある
お好きにどうぞ 手にとって
あなたの くらしを かざれたら

いろいろ 野菜は 冷やしてる
いろいろ 絵の具で 絵を描いて
お好きにどうぞ ためしてみて
あなたの くらしが すこしだけ

たのしくなればいい
やさしくなればいい

喧騒も 疫病も 百鬼夜行もつきものだ
面倒も 紛争も 隣人の苦情もつきものだ
やぁやぁ 心は簡単に 赤錆にやられるし
すれ違うたびに 手垢をつけられる つけられる
生活は むずかしい
いつだって むずかしいから
色彩は絶えないよう
色彩は絶えないよう

いろいろ たわごと つぶやいて
いろいろ きもちを わけあって
お好きにどうぞ ためしてみて
あなたの くらしが すこしだけ

やわらかくなればいい
いとおしくなればいい

いろいろ くだもの かごの中
いろいろ 窓辺に 花もある
お好きにどうぞ 手にとって
あなたの くらしを かざれたら

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