electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2014年07月

ひょんなタイミングで某社の方とお話しすることになった。簡単に自己紹介をすると「それ、たのしそうだね」と言われて、思わず「たのしいばかりじゃないんですけどね」と変なことを口走ってしまった。
「後になって楽しく話せたら、それは楽しい経験だってことだよ」
そんなこといったら俺の偏屈な逆境ばっかの半生も、どのキャプチャーでも楽しいものだったことになる。
いいな、いいなそれ。その考え。

その数時間後にまた別の某社の方とお茶をする。やはり俺とは回している経済規模が果てしなく違う。
「やりたいことやろうが、やりたくないことやろうが、どっち選んだってつまづきの連続だし大変」という言葉が目からうろこだった。
確かにそうで、いままで色んな選択肢を選んできていま若干苦境にいるわけで、じゃあ違うものを選んだらストレスフリーに満たされてたか?っていったら、そうは思えない。
100%とは言わないけど、ほとんどの部分で後悔はない。
じゃあこの地点にはいるべくしているわけだ。

友人であり尊敬するデザイナーのゆーこちゃんとも会った。彼女のデザイナー的思考の組み立て方は本当参考になる。いつかTEDでスピーチやってくれないかな。

10年ほど追いかけていたミュージシャンのテクノマンも観れた。観れたし話せた。もう少しいろいろ話したかった。なんていうか本当19-tってなんでこんな変な人ばっか集まってんだろうってくらい変だ。ライブも素晴らしかったし、山下達郎をあんな使い方できるミュージシャンいない。

お得意先の社長に寿司をおごってもらった。いま一緒にやってるこのプロジェクトはelegirlにとってもいい一歩になるとおもうので確実にやりたい。

引越し先LOOFの近所のみなさんにそばを配って回った。仲良くなったおばあさんのお宅でそのまま食べた。これはこれでまたいい縁。LOOFの同居人の活動もそれぞれ興味深い。

ベルリンで知り合った友人たちと飲むこともある。毎度思うのは、海を渡った場所でまた乾杯できるのは嬉しい。

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人と人とが会って話すようになるまで、同じ食卓を囲むまで、そしてそれからの一連のストーリーの不可思議さが本当に面白い。
我々はたぶん、偶然かつ必然の、不可解な確率関数の海を泳ぐ魚で、意識的にも無意識的にも干渉し影響しあいながら生活している。
その構造の解釈をスピノザに求めるか、ポアンカレに求めるかは研究者にやってもらうとして、そうでない我々はバッコスとかラートリーとかと戯れるのがいいんだとおもう。乾杯と一緒に、ビールの泡やグラスの氷と一緒にあーだこーだが溶けて、今夏もソウルセットは名曲。

太陽の光、月の灯り、夕暮れに誰と黄昏る。

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写真は通りすがりのキッズと俺。

子供はいないし、結婚のめどなんてないんだけど、後世に何を残すかってことをたまに考える。ネット上で見聞きする20歳前後のひとたちの考えかたとか、けっこうびっくりする。そして、自分の頃より確実に生きづらそうな考えかただなって思う。

1、ほとんどは二元論で片付かない

昨今は、集団的自衛権。あるいは原発の稼働について。どっちが正しい、間違ってるって話じゃない。どちらの立場にも正当性はあってお互いがロジックで屈服させようとしてもしょうがないだろって話。相手の主張の正当性を認めた上で、じゃあどこが折り合いかってことなんじゃないの?って話。個人的には集団的自衛権には反対だし原発にも反対。だけど賛成派の主張や危惧も分かるつもりなので、その点をうまいこと受け止めつつの反対ってやり方がベターで、「とにかく反対!頭ごなしに反対!」って考えかたはちょっと乱暴なんじゃないの?冷静に見れてる?とか思う。
ソーシャル上で友人から反対意見の記事はシェアでいっぱいまわってくるけど、賛成意見の主張をちゃんと把握しているかどうかは疑わしい。俺とあいつの最小公倍数がどこらへんにあるのかって考え方で関係性や社会を作らないと、なにがどうなってもきっと生きづらい。

2、何歳で何をやってもいい

今月からシェアハウスに住むんだけど、その話を人にしたところ「大丈夫ですか?」と聞かれ、質問の意味を分かり兼ねていたら「30過ぎてシェアハウスって大丈夫ですか?」という質問だった。なんて生きづらい考えかたの人なんだろうって思った。状況によったら50でもシェアハウスだし、面白そうだったら60でもシェアハウスだ。
Mちゃんが英語を勉強しようと思ってる旨を友人に話したところ「今さら英語やるの?」と言われたそうだ。その「今さら」の部分が分からないという話をされたが俺も分からなかった。
結婚なんてまさにそれで、30未婚女子は「行き遅れ」なんて言われたりする。

思うに原因は終身雇用思想で、もうそんなんとっくに崩壊してんだから考え方もアップデートしないといけないと思うんだ。やりたいことをやりたいときにやれる社会が理想だな。

3、敵つくっても大丈夫

望む望まざるに関わらず、敵はできる。でもやりたいことを好き勝手やってたら、最終的に嫌われてしまいましたってなっても、まあしょうがないんじゃないかなって思う。自分のいたらなさでそうなっちゃったら素直に謝ることだけ謝るべきとは思うんだけど、曲げたくないこと曲げちゃだめかなって。いままでけっこう曲げまくっちゃった点は反省してる。

頭の凝りかたまった人からは俺なんか、理想論ばっかいってねーで現実みろよ、みたいなかんじなのかな。でも、理想は声高に語るもんだ。
声高に語るべく理想を持たない奴が人の親になれるのかは甚だ疑問だ。
それすらできない社会なんて環境としてはゴミなので、変えるか出るかしかない。

まあ、こんな話を、自分のガキにちゃんとしてあげられる大人になりたいなーって思ってる。

このテーマの話はその他もありそうなので、また改めて。

株式会社妄想作戦会議室のプロジェクトで、麻布十番のシェアハウスに住みつついっしょに運営することになりました。LOOFといいます。

こちらの会社は、まず、社名がやばいです。で、そんな社名をつける社長はやっぱりやばい。エッジきいてます。まあ関係ないかな。社名がなんだろうがちゃんとやってる点が立派だと思う。

とりあえず僕のミッションは好き勝手遊ぶということなので遊びます。

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自分の、面白い案件引っ張ってくる引きの強さには驚くし、事務能力の弱さには辟易する。呆れられることもあるけど、それでもついてきてくれる人はついてきてくれるので、焦らずやってきましょうという感じ。

月内に引っ越すんで、遊びにきてね。

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