electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2015年02月

そういえば心なしか風景もやわらかく色づいた夕景。公園に梅。空気の匂いも変わりつつある。
季節が終わろうとしている。

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毎年冬には気が滅入っている。寒さには弱い。
鈍い憂鬱が部屋中に散漫しているなかで、凍えながら春からの予定を立てている。
立てる予定があるだけ幸せかもしれない。楽観的にも悲観的にも為りきれない己の指針は絶えず振れ続ける。



そう在りたい、そう在りたいと願うほどにとがる。
自分を優先すれば周りが見えなくなるし、周りを優先すれば自分が見えなくなる。
いい塩梅の折り合いのつけどころは常に迷っている。

自分にとっての正義や愛や情熱や真心の傾け方が、他の人には攻撃や悪意や負荷になるなんてことは今までもこれからもざらで、かといってそれを怖がれば、何もできないのでやってみてまたぶつかって、10投げて3つストライクすればほんとまだいい。
10投全部が裏目なんてこともあったりで、ひとのこころはまじでわかんない。
そうしてきみの事情も、彼の思惑も、彼女の素性もわからくなったころに、自分が何かを見失ったり、そんなことを繰り返す。

焼いたガラスが、砕けたので、おちこんで
拾い集めてもう一度焼くところから始める
また砕けるたびに、不器用さに呆れる
曲線を描こう、丸みを帯びよう、
そう在ろう、そう在ろうとするほどに無様に
そう在りたい、そう在りたいと願うほどにとがる

案外、出来の悪さをもうひらきなおって、諦めにも似た気持ちで力をぬいていたころに、ふいにうまくいきはじめるなんてことも。それはそれでまた新しい執着を生んで、調子に乗った先でガラスが割れる。

めそめそと泣きぬれて洗濯でもしていたら
ベランダの陽の入りかたがなんだか気持ちよくて
丸ごとひっくるめて良しと思える日があったりする

よくもわるくも、思惑は外れ続ける。

David Gerrold著「むかつく力学」によると

1.運動している物体は、誤った方向に動いている。
2.静止している物体は、誤った位置にある。
3.ある物体を正しい方向に動かす時に、またはある物体を正しい位置におく時に要求されるエネルギーは、貴方が期待するより多く、しかし遂行をさまたげる程ではない。

ということ。これがほんとなら、とにかく動くにも止まるにもエネルギーを持って臨めってはなしで、なんだろう、なんかむかつくわ。

よくもわるくも、思惑は外れ続ける。
そう在りたい、そう在りたいと願うほどにとがる。
かといってそれを怖がれば、何もできないので、まだ進んでみるのだけど、大丈夫かな。大丈夫かよ。
びびりながら、天気の良い休日をまた待ってる。

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