electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2016年09月

歩くのが気持ちいい季節になった。天気はやや悪いけど。
電車で降りて知ってる風景と風景が、歩いている最中につながるのが気持ちいい。

かねてより行きたかった、谷中の「ひみつ堂」に行けた。
かき氷一杯1000円という、まじか、という値段だけど、1000円の価値があると思う。氷をスライスする「初雪」という機器は、電動ではなく手まわし式で、それにより綿のようにやわらかい氷ができる。その柔らかさ故に、口の中で一瞬で溶けて、味が広がる。いい歳してかき氷で感動できたのはうれしかった。

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半年間関わったプロジェクトから離れて、夕暮れの色がまた違う色になっていた。
いつも通り季節が変わることへのさみしさと期待が塗られたような色だった。

描きたい絵の一部分、氷山の一角くらいはここ数年で描けた。残りの部分の形も少しは見えた。それでも筆は重い。思った色が作れない。アウトラインで引く線が歪む。やり直しの繰り返してその度にキャンバスは手垢にまみれていく。結果を欲しがる気持ちと、過程から学びたい気持ちがあって、その差分に生まれる焦燥感を大切にしようと思っている。

風景と風景が、歩くことでつながるのと同じように、経験と経験も歩くことでつながるのだと思う。そうやって風景や経験を重ねたのちに、ふと遠くにきていた自分に気づいた時の感慨を、噛み締めたいんだと思う。そういう、遠くへ歩いて行きたい気もちを楽しんでいる。

先日開催された仏門の総会パンフレットを制作しました。
屋内から、縁側の向こうの風景に合掌しているイメージ。

普段なかなか仕事をする機会のない業界だけに面白かったです。
面白いのは、業界が違うと作るもののテイストも、こだわるポイントも変わってくる点。
そういう点にふむふむ言いながら試行錯誤するのがずっと続けばいいと思っています。

毎度毎度日本語フォントについては苦戦させられるので、タイポグラフィの扱いを勉強しています。
むしろそこが強くなればかなりできるものの幅が広がる。

業界選ばず、お仕事募集しております。

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