electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2017年02月

術後5日目

待望のスポンジ抜く日。
病院に行くと吸引機でスポンジをジュルジュル吸ってくれた。あーすっきり。まじすっきり。
「通り変わりましたか?」
あれ、あんまり変わっていないような...
あ!鼻の奥に鼻水がいっぱいたまってる!
チーンするとラスボスのように大量の血だまりが出た。そして

うおおおおおおおおおお
ぬおおおおおおおおおお


空気が両鼻から入ってくる!
これ、健康な方に言ってもわかんないと思うけど、10年とか20年片付いてなかった通路がですね開通したんですよ半端ねえ!
冬の空気が鼻から入ってくると面白いくらい寒い!!

傷に空気が染みてか、久しぶりの通気のせいか、ちょっとまだ痛いけど、とにかくすごく通る。地球上の酸素量ってこんなにあったの?という感じ。
鼻の中はまだ腫れていたり、切開した傷は治りかけだったり、出血と痛みも若干残ってはいるけど、ようやくひと段落。
傷がかさぶたになってからそれを取り除くともっと通気するらしい。

興奮するbefore/afterだった。
(程なくして鼻水が出始めました。手術の影響か、寒さのせいかは不明。)

僕がお世話になった大島耳鼻咽喉科の先生ですが、このジャンルでは名の知れた名医らしい。遠方からでも「この先生に執刀してもらえるなら通ったほうがいい」とかそういう方だと、調べたら出てきた。
病院を紹介してくれたごうくんに感謝。

今回の診療は500円+点鼻薬850円。

そして翌朝の目覚めの良さ!
これまでは目が覚めてもなかなか布団からでれなかったり、直近だと毎朝1時間脳震盪起こしていたのがこの上ないスッキリ睡眠。疲れの取れ方も半端ない!これが何よりうれしい!

ここ数日の労苦も報われます。

次回通院は来週、傷が塞がった後にかさぶたを取る。その後のレポートでこの手記を締めようと思う。

手術翌日

寝付けないながらショートスリープを何度か繰り返して朝になった。ぼーっとする。
枕元は血まみれ。睡眠中は綿球を交換するのも無理なので起床時は本当に血まみれ。苦しいよう苦しいようと呻きながら起床し、鏡を見ると顔面におびただしい血の筋があってまるでエドモンド本田だった。

朝食はおかゆ。鼻がまだ痛むので朝食後に痛み止めを飲む。出血はまだ続いている。綿球はすぐ赤くなる。相変わらずガーゼが詰まっていて苦しい。

昼過ぎに病院に行くと、ガーゼを半分取ってくれるという。
助かった!取るときに鼻の奥のほうまでなんか突っ込むので苦しいし痛いけど、半分取れただけでいくらか楽になった。会話くらいならできる。この日の診察費用は800円

夜になると出血も減ってきて、食べられる食事の種類も増えた。とはいえ、まだ半分詰まったガーゼの影響でぼーっとして、仕事する気力はない。
風呂に入る。

Amazonプライムビデオでひたすらアニメ見てやり過ごす。

術後2日目

朝一で通院。
ガーゼを全部取ってくれるという。
うれしい!早くとって!!
鼻から血まみれのガーゼが出てくる出てくる。こんなに詰めてたの!っていう量が出てきてびっくりした。苦しいわけだ。
これで鼻パンパン地獄生活から脱却だー!と喜ぶやいなや今度は止血用スポンジを詰められる。ぬかよろこびだった!!

診察費用は350円でした。
スポンジはガーゼよりは幾分かマシだけども、鼻呼吸までの道のりは遠い。帰宅後フテ寝。その後アニメ観て過ごす。

時々発熱のようなだるさがある。
まあ実際肉切ってるわけなので発熱しているかもしれない。洗濯と入浴。

3日後の次回通院時にスポンジを取ってもらう予定。鼻が塞がっているとこうも気力を削がれるものかというくらい憂鬱だ。酒を飲む気分にもならない。ひたすら我慢、我慢。

術後3日目

朝から頭痛。
鼻呼吸の制限からか、動画見まくっている眼精疲労かは不明。とりあえず、目を休める。夕方にはなくなっていた。

ガーゼがスポンジになったおかげで鼻への負荷は小さくなった。ガーゼの容赦ない呼吸制限に比べるとスポンジはでっかいはなくそが詰まっている感じ(取り除きたい!)なので前日よりは苦しくはない。出血はまだ続いているけど確実に少なくなったのはありがたい。とはいえ、鼻呼吸ができているわけではないので集中力は生まれない。

簡単な作業や家事はできるのでちょっとやる。牡蠣雑炊を食べたが全然牡蠣の味がしなくて勿体無かった。

まあ、術後2日目までがなかなかに地獄で、峠は越したと思われる。明日は半日、仕事をしようと思う。

術後4日目

スポンジを抜くのは明日。
寝ている間にまた舌が喉を塞いだらしく窒息して起きる。今日死んだら残念すぎて笑えない。舌が喉を塞がないようにうつ伏せで寝なおす。

鼻血はまだ少し出るが痛みは引いた。口の方に行った血をたまに吐くが、その頻度も減った。とりあえずこの忌々しいスポンジを抜いてもらうだけ。4日ほどベッドで過ごしているので、生活リズムは若干おかしくなってて、だるい。

なかなか寝つけないが、こんな怠惰で血まみれの生活も明日までだ、と信じている。

手術直後

病院を後にしたのは17:00頃だったと思う。
口呼吸が続いて喉が渇くのでコンビニでジュースと、空腹だったので肉まんを買った。食欲は全然ないが、とりあえず食うことが大事に思えた。コンビニを出たタイミングで綿球が血まみれだったので交換した。

病院からはタクシーで帰った。麻酔していたとはいえ、やはり手術は体力を使うようだ。一刻も早く横になりたい。
鼻が痺れてる。
前歯にも負荷がかかっていたようで痛い。
タクシーの運転の荒さが気になる。(揺れると苦しい。)

タクシーを降りたタイミングで綿球をまた交換した。綿球を10分で交換?どれだけ出血してるんだ。
そう、とにかくここからひたすら出血とのたたかい。10分じゃない、5分でもう綿球の交換が必要になる。
換えても換えても血が止まらないので、寝具をバスタオルで何重にも覆い、その上で寝た。鼻にいっぱい詰まったガーゼがとにかく苦しい。頭がぼーっとする。

出血の激しさと鼻の苦しさでなかなか落ち着かない。口の中はすぐ乾く。コンビニで買ったジュースを飲もうにもストローつけ忘れてる!飲みずらい!首を傾けるとのどに血が入ってくる!畜生!

発声や会話する気力はなく、とにかく布団で憂鬱な鈍痛と出血が落ち着くのを待つ。

22:00頃食事。
食事制限は酒以外ないが、普通のごはんは噛む時に鼻に負荷をかけそう。
なので病人らしく、おかゆとスープにした。DVD見る体力は食後から取り戻した。寝具に敷いたバスタオルは真っ赤に染まって殺人事件の現場みたいになった。鼻の中で骨がポキポキと鳴る。崩れていっている部分なのか、鼻が再構成をはじめている音だろうか。

寝付けないまま、出血と、鼻呼吸のできない不快と戦う。こういう時は諸々の憂鬱が通りすぎるのをじっと待つ。待つ。

完全に鼻呼吸を塞いでるのでこのタイミングは無呼吸睡眠が結構ハードに起きていると思う。うつ伏せがおすすめです。

※同じ症状に悩んでいる方向けに記録しておきます。

検査から3週間くらい。いきなり手術の日がやって来た。
ほんとは検査の翌週に血液検査の結果を聞きに行く必要があったのだけど、都合がつかなかったので「当日伝えてください」と言って通院を1回省略した。

手術前に病院から伝えられた注意事項は
・術後4日は安静に
・当日は出血で汚れてもいい服を
・当日の朝食昼食は軽いものを


僕から補足すると
・医療保険は適用になるので、書類を申請して当日渡すと処理が早くなる
・おかゆなどのスープベースの食べ物を買っておいたほうがいい
・マスクやティッシュは事前に十分用意しておく
・amazonプライムビデオなどの動画見放題サービスはだいぶ助かる


鼻中隔湾曲症の手術には全身麻酔と部分麻酔の方式があるらしい。僕が行った病院は後者だった。全身麻酔は身体への負担が大きいから、という理由だった。確かに部分麻酔で日帰り手術のほうが経済的負担も小さそうに思えた。

手術

受付後すぐに採血の結果を聞く。
感染症は全部陰性でした。よかった。

・事前準備
鼻に薬品のついたガーゼを詰められる。え!そんなに!っていうくらい詰める。無理だ!入らない!そんなに入らない!!って感じ。
鼻を乱暴された直後に点滴を打つ。(点滴怖いので静かにシクシク泣いた)
それから30分放置。なんとうか処刑前という感じ。いやいや平和に生きるための手術だ。
越えなくては克ち取れない逆境だ。
そう、覚悟を決めようと試みるための期間。

・手術室へ移動。
点滴は術後までついたまま。指先と胸に心電図や酸素濃度計測の電極をつけ、血圧計も取り付ける。血圧計が5分に1回計測するのでそれで手術時間を数えられる。

・術式開始
まずガーゼを抜いて、鼻毛を切られる。それから麻酔を打つ。チクっとする。鼻の奥を攻撃されるのはけっこう苦しい。「うああ!」と声を上げる。麻酔はすぐ効くのですぐに切開が始まった様子。とにかく最初の5分が山場で、そこを越えれば先生の言うことを聞いてさえいればいい。金属音や骨が崩壊する感覚はひたすら恐怖なので、目を一生懸命つむるが、普通の顔をするように言われる。
無理だと思う。

ノミでガンガン突いてるのはわかりやすいくらいにわかる。その他は何をされているか想像できないししたくもない。
「メキメキいいますよー」メキメキ!
「ベリベリいいますからね」ベリベリ!
と、先生が次にどういう音がするか説明してくれるから多少安心できるが、この「メキメキ」とか「ベリベリ」という音が顔面の中から聞こえる恐怖。頭蓋骨が彫られている感覚。これがほんと怖い。ホラーすぎる。

30分経過したくらいで先生が
「もう7割終わりましたよ〜目を開けてください」という、涙目をひらくと、シャーレの上に血まみれの骨屑が置かれている。
「え!!こんなに採ったの!!」
という量。(ダースチョコ3つくらい)
むしろこんなに詰まっていたのか。
「ちょっと鼻で呼吸してみてくださいー」
あ!通る!左鼻がめっちゃ通ってるよ!

それからまた15分くらい、ベキベキ、メリメリやりながら手術終了。手術終了時にまた鼻に大量のガーゼを詰める。

病室でぐったり休みながら休憩。
その間に簡単に今後の説明を受ける。
・その日の飲酒、入浴は禁止。
・翌日は休診日だが、提携病院である茅場町に体調がよかったら行くよう。
・ガーゼは翌々日に抜くので我慢するよう。(抜くと出血がひどくなる)
・痛み止めなどを処方します。

お会計は採血検査料含め50,000円。医療保険の書類はこのタイミングで渡した。書類作成に1週間と3000円かかるとのこと。
薬局で800円の薬を処方してもらって帰る。この時綿球も多めに買っておくのがおすすめ。

採掘されたホルマリン漬けの骨を片手に病院をよたよた去ります。

そして、本当の地獄はここから始まる。

※同じ症状に悩んでいる方向けに記録しておきます。

10年以上前より、いびきの大きさをよく指摘されていて、指摘されるたびに申し訳なく思っていた。睡眠時無呼吸症もよく指摘があって「岡崎が泊まるのはうるさいし怖い」ということだった。

そのまま放置して10年、年明けから自覚症状が現れるようになった。

自覚症状
・起床時は常に酸欠状態。1時間くらいぐったり
・いびきの大きさか息苦しさで目がさめる
・日中のめまい


こんなのがずっと続いている。
寝たら翌日死んでる自分が想像できて怖い。さすがに病院に検査しにいった。無呼吸症の原因にはあたりがついていて、友人のごうくんが治療した鼻中隔湾曲症の話を聞いてそれだと思い、病院を紹介してもらった。

1月中旬 検査

・病院でまず、内視鏡検査
鼻の中を撮影すると、素人目にもはっきり分かるくらい左の鼻が途中でふさがっていた。
・次にCTスキャン
3Dで僕の頭部の骨の状態が可視化できるようになるが、これでもはっきりわかるくらい右と左で道の広さが違う。
・最後に呼吸量の検査
右と左で呼吸量は1/2から1/3くらいの差異があった。予想通り鼻中隔湾曲症。翌月に手術をすることになった。
・採血
注射が怖いので採血が怖すぎる。「ひぇぇええ...」みたいな声が思わず出て、看護婦さんが爆笑してた。恥ずかしい。

その日の費用は初診料含めて8000円くらい。
酸欠睡眠生活があと1ヶ月続くのは気が重いが、ごうくん曰く手術後の呼吸の気持ち良さがやばいという話なので、それを夢見て待つことにした。

風邪にやられていた。
地下鉄のホームで吐いて、事務室で横になってからタクシーで帰った。数日布団から外に出られないでいた。
食欲もあまりないのでジュースかゼリーを口にする。体のだるさや関節痛、頭痛のせいで起き上がるのもしんどい。毎年この時期は風邪をひきがちなのだけど、今年のはなかなかに重く、ただただ屈服するしかなかった。

横に伏せて、Amazonのプライムビデオを観た。
「Occultif;Nine」
「ジョーカーゲーム」
「江頭2:50のPPPするぞ」
「昭和元禄落語心中」
非常に面白く、特に「昭和元禄落語心中」の声優の技量が本当にすごいと思えた。そんな風にしていたらようやく回復。

回復して外出すると、冬がそろそろ終わる感じ。

紅葉を見にいった。毎年、紅葉から冬の実感が湧く。久しぶりに京都の紅葉もみたいな。
来年はいけるだろうか。

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イベントとしては、六本木のクリスマスマーケットにいった。ちょっと前と比べて、人の数が本当に増えた。

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東京メトロ主宰の「地下謎」イベントにも参加した。これは相当に楽しい。謎解き好きとしては次回も是非参加したい。

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初詣は毎年恒例の北沢天満宮、それと神田明神。神田明神近くにあるカレーうどん屋は絶品なのでおすすめです。

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色々合間には行ったものの、基本的に忙しかった。そのつけでの風邪かもしれない。

今月もありがたいかな、忙しい予定。
その上手術(鼻中隔湾曲症)も控えていてナーバスなのだけど、春まであと少し。
やり遂げよう。

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最近やった鍋

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