electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2018年01月

今年は「忙しい」という言葉を控えて「忙しくしている」と言うよう心がけたい。「忙しい」はどうも受動的、被害者的なニュアンスがつきまとうので、嘘でもいいから「望むべくしてそうなってる」というスタンスで振る舞いたい。


数ヶ月前の判断は「忙しくしてみよう」だった。その結果、忙しくなったので、作戦自体は成功と言えよう。

やるべき作業、考えるべき事項、読むべき本、決めるべき事案、そんなこんなに振り回されている、いや、「振り回している」毎日。疲労感で言えば建設現場でバイトしていた時の感覚に似ている。


好きなことわざの一つに

「すべての決断は英断である」というのがある。結果がどうあれ、自分で判断してきたことが現在の自分を形成する素養になっている。例え誤った判断であっても、そう考えれば肯定的に捉えられる。

ちなみにこのことわざは自分で作った。

誰かの名言かのようにここ数年つかっています。


まあ、だから、いいか。


判断といえば、先日入籍した。

SNSにポストしたらおめでとうという言葉をたくさんいただいた。

ありがとうございます。まだ全然新婚を咀嚼できていないけれど、手探りで確かめるように生活を設計している。この案件にも、前述のことわざのスタンスで臨もうと思う。


嫁は、楽しい人です。

写真の向こう側でこちらを呼んでいるのが嫁です。


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このブログにある11年前の1月の自分の日記。
特に書いてはないけど、記憶しているのは本当にひどい精神状態だったこと。大学を辞めた理由の演劇を辞め、目標も金も全くからっぽだった頃のこと。ノロに感染しても病院代がなかった頃のこと。

「僅かでも向上心さえあればいづれしあわせになれるんだと信じている。向上心を持つってのは容易くはない。多き人は少なき人よりも早く到着するのだろう。とにかく自分のスピードで行くのだ。」

新しいアルバイトをはじめたばかりの朝に書いた日記。続いたためしのないアルバイトを、今度こそ続けようと、続けねばと思っていた頃の日記。しあわせとは向こう側にそびえる高き山だったのかもしれない。

なんとかかんとか、どうにかこうにか、
週5で働くのも苦じゃなくなった。必要があれば残業だってできるようになった。仕事を変えるにあたって時給も上がって行った。ワーキングプアという言葉が流行った頃にまさにワープアだった。皆が当たり前のように仕事を生活に受け容れていくのに、勉強しないとそれができなかった。そのぶん、「働く」ということについてはちょっとだけ考察が深くなったかもしれない。
腹空かせたガキみたく「しあわせになりたいなりたい」と頭でつぶやいていたんだろう。
ずっとそびえていて、ひいひいのぼった。

ひいひい言いつづけて11年。いまだにペースコントロールはうまくできたりできなかったり、とりあえず適度に生き急ごうとしている。目標もあるし、いまノロに感染してもとりあえずの病院代くらいならある。
何より、しあわせはもうそびえていない。横たわるようにそこにあってたまに僕の方を向いてくれる。到達というにはあまりに人の力添えのおかげだし、到達感という気持ちもない。まいこんできてくれたようなものだ。
無形ではあるけれど、こういう形をしていたのかと思う。そんな無形を、少しでも可視化できるように、覚えておくために、年末年始で書類と指輪を作った。果物を買ってサングリアを作ったら美味しかった。

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