electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2020年06月

ガキの頃、商店街に「忍者アイテムガチャガチャ」というのがあった。苦無とか巻物とか、そんなのが入っていた。

何回かまわしていたら「卍手裏剣」というアイテムが出てきた。なんてことはない。卍の形した金属に手裏剣という名称をつけただけだ。うれしかったとか残念だったとかもなく、そのまま玩具箱にいれた。

小5くらいだったと思う。玩具箱を整理していたらその卍手裏剣が出てきた。
父がそれを見て突然怒り出した。

「お前はナチズムに傾倒したのか!!!」
そんなわけねえだろ。
自発的にナチズムに傾倒してナチスグッズ入手する小5どこにいんだよ。だいたいナチスグッズなんてどこにも売ってないだろ。卍手裏剣裏返すなよ。

そんな弁明も聞かず、父は俺に卍手裏剣投げてきた。卍手裏剣はちゃんと攻撃力があって痛かった。

当然のようにお話にならない愚者は嫌悪してるし、意味わかんねーグッズ入ってるガチャガチャは嫌い。ナチズムも嫌い。

ポーランドでクラクフのゲットー地区に宿泊した時、他の人とは違う、ナチスにまつわる過去の悲劇を思い出していた。

都内に出かける。

東京はにぎわいを取り戻しつつある。
自分の仕事もいろいろな展開が起こりつつある。
粛々と学ぼう。学んで磨こう。

近所に、親子で経営しているバーがある。
息子さんの作るご飯はものすごく美味しいし、お父さんの作るお酒も美味しい。
その店にいった。久しぶりだった。
日常は、うれしいというか、なんというか、
そうだ「ありがたい」

痛みを覚えて、それを忘れながらまたそんなありがたい日常に戻るのだろうか。
粛々と学ぼう。学んで磨こう。

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