electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2020年10月

月曜の昼に撮影があるので前乗りで日曜夕方の新幹線に乗ってる。
岩手行くのはじめて。

「機会」には乗る。なければ作る。
コロナでも機会は作る。むしろ、コロナだからこそ。
人との関わりなくして自分の稼業は成り立たない。
ほとんどの稼業でそれはそうだろう。

縁は蜘蛛の糸のようにほそい。機会は滴のように小さい。
細く脆い糸をつたって、機会がぽろっとこちらにやってきた時、その潤いをありがたいと思う。
金になろうがなるまいがありがたい。変な案件、変な相談なんだって向き合ってきた。
ロクでもないセネガル人の思いつきビジネスですらインスピレーションにしてきた。

友人の広告屋が「俺らの仕事は、大きい声出す仕事やねん」って言ってた。
いいものを大声で「これ、いい!」って言う仕事、そこが本質やと思うねん。
そこからの話の続きは覚えていない。

であれば、いいものをいいと感じる感受性。クソなものをクソと感じる感受性。
春を春と、十月を十月と感じる感受性。感受性応答セヨ。
それを大事にしようかと思う。
感受性が得たものを処理する教養と語彙、それを身につけていこうと思う。

仕事で宇都宮行ってきた。
餃子を食うことはできず、正直あんまり刺激的な街と感じることはなかったけど、夜のバーカルチャーには興味がある。良い店もあったし良いカンパイもあった。
 
撮影案件の前に県庁前を撮った。

宇都宮県庁前


宇都宮県庁前


宇都宮県庁前


宇都宮県庁前


宇都宮県庁前


宇都宮県庁前


とにかく今は撮影を仕事にするために奔走していて、この感覚は楽しい。

仕事で午前中から鶯谷を撮り歩いた。

カメラを始めてから、単焦点レンズという存在を知り「なにこれ面白え」ってなってたが、今日のタスクは単焦点じゃ行けなさそうと気づいたのは前日のことだった。
そもそも広角が求められる街の風景撮影で、我が家のCanon機の単焦点は50mmまでの広角しかない。そこで眠らせているズームレンズの存在を思い出した。
「これなら広角撮影もいけるかも!」
そう思った当日、ズームレンズで正解だったと思う。
やってみてわかったのが、その場の思いつきとフットワークを求められる。
もちろんセオリーがあるのだろうが、数を撮ってからセオリーを知って、セオリーを知ってから数をとるという繰り返しのファーストステップなのだ。
とにかく体当たりでぶつかるしかない。単焦点とズームレンズの違いは頭ではわかってるけど、体感で理解してかないとだ。何事も。

街撮り、面白い。
添削があればなおのこと。
魅力がありそうなスポットを魅力的に撮る。
そのためにいろんなアプローチがある。

普段何気なく消費している写真が実に設計されたものだということがちょっとはわかった。
つまり設計力だ。デザインと同じく、他のあらゆる仕事と同じく、設計力で仕事になる業界だ。

写真は、今日唯一使った単焦点の写真。

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