electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

2024年02月

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イ段だけで歌を詠んだら最悪なことになって笑えた。

タッカーとデイル 史上最悪についてない奴ら

スプラッターギャグ映画という珍しいジャンル。ずっと笑っていられた。
冒頭にある「コミニュケーションが必要」というヒロインの思想が暗示になる。盲信したイデオロギーのやばさという点においては「ヒトラーのための虐殺会議」と案外、テーマは同じだったんじゃないかと思う。

人に投石したり、殺人を肯定する「正義」という信仰があるが、本当に正しいものは逡巡と葛藤の過程にある。
支持政党を疑い、支持しない政党の良さを探すというプロセスが欠落している人間は、どの政党が政権を担おうが、結局どこかに「投石してもいい奴」を生む。

神を疑い悪魔を吟味してこそ自分の立ち振る舞いを定められる。あなたの信じる神はいつだって、誰かにとっての悪魔である。あなたにとっての賢さは誰かにとっての愚かさである。

この作品には正義の検証を怠るとどうなるかが描かれている。

さて、「コミニュケーションが必要」なのは確かだが、どちらかがヒステリックだとそれもうまくいかない。自分の、日本から移住したいという欲求は、国政や経済面での不安ではなく、もしかしたら「建設的な議論が成立しない国民性」みたいなところにあるような気がした。

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やり直したらきれいになった。

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世界の国別IQランキング、1位は台湾、日本は何位?

上の記事によると日本の知能比較は世界2位。これはIQテストの分布による統計だ。
台湾、日本、ハンガリー、韓国、イラン...と続く。
興味深いのは、上に挙げた5つの国においてイラン以外は自殺率が非常に高いことだ。つまり、知性をもってしても幸福になれるとは限らないことを示している。むしろ、知能が高いほど悩むのではないかとすら感じてしまう。

幸福の形も多様化したが「でかいマイホームで余暇を過ごす。休みはバカンスへ...」なんてのはおそらく性に合わない。最低限の広さの賃貸を転々として、時間があったら勉強か仕事などのインプットをする。これはきっとコスパのいい幸福。そこらへんのそば屋でも幸せになれる。

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変容を楽しむこと、
変質をよろこぶこと、
変化を受け入れること。

そこに固執しないこと。

同時に
変容に抗うこと、
変質に逆らうこと、
変化を跳ね除けること。

あらゆる潮流に呑まれないこと。
これらは背反しない。

流体の呼吸で
幽体の歩行で

「DJやろうと思うんだ。名前を考えてくれないか」
「目標はどこですか?」
「うーん、でかいフェスに出るとか全く興味ないからな。教育テレビに出たいな」
「じゃあ平仮名の、子どもにも親しみやすい名前がいいですね」
「なるほど」
「岡崎さんって正体不明で、神出鬼没なところあるから『おばけ』でどうでしょう」
「他にもいそうだし、怖がられそうだ」
「じゃあ『やさしい』をつけましょう。いいやつではあるんだぞってことで」
「DJやさしいおばけ。いいかも」

「やさしい」を自分で標榜するのは恐縮だが、名前なんて「勇気」みたく、そうなりたい、そうありたいでつけるもんだし。

それから、沢山の音楽を聴いた。その音楽を背景に、歌ったり、踊ったり、酩酊したり、恋をしたり、神を感じたり。
世界には色々な文化があることがわかった。
その膨大な文化の広がりを想像した時、どうしてもその広大さを確かめたくてたまらなくなった。俺も、あんたらの文脈でそれを楽しみたい!
気づいたら異国にいた。

おばけになって15年が経つ。いまでは割と呼ばれている。いつか本当に、生涯を全うするとき、そうあればいいと思っている。

眠れなくて、昔聴いてた音楽を聞き直していた。夜の深淵に引き摺り込んでくれる音楽が好きだった。布団を水中にして、夢を見たんだか、見てないんだか、不明瞭なまま朝を迎えた。

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