朝起きて、近くのファミレスに入って履歴書を書きまくる。
今日は履歴書の束を片手に散歩した。
先ずタワレコで、怠っていた音楽のチェックをする。

・SINGERSONGERは期待していたよりも普通だった。
くるりとCOCCOという異色の組み合わせからどう出るか謎
だったけれど、思ったよりも健康な感じで少々の落胆を覚える。
僕は彼らのどことなく不健康な面が好きらしい。メンバーの中
に「喜太郎」の名前を発見して笑う。このおっさんが健在だと
いうことがうれしい。
・椿屋四重奏はエロいバンドだった。なんか、スケコマシなギタ
ーだというのが新曲への正直な感想だ。
・残響レコードはなかなか格好良かった。ギターとドラムのみで
勝負する姿勢がなにより熱い。ボーカルは要らない。ポストロ
ックってのがどういうものなのかはよくわからない。ただ、ギ
ターとドラムだけでテンションはあがる。
・クジャムボンはジャムをするクラムボン。原田にはやっぱり高
々と歌ってほしい。
・drowing4-5はコラージュロックというスタイルらしい。音楽へ
の冒涜と罵られているバンドだけど、楽しい。おたくっぽさが
面白かった。
・小泉京亮は洗練されたエレクトロニカ。聴いていて気持ちいい。
毒気の無さが物足りなかったけれど洗練されてはいるんだろう
と思う。

 そして、ジュンク堂でケラリーノサンドロヴィッチ「室温」再読。少年王者館/天野天街「それいゆ」読了。松尾スズキ「宗教が行く」を途中まで読んだら夕方だった。そのまま明治通りを歩いて鬼子母神へ着く。鳥居のアーチを抜けると異世界に行けるような気がする。社に向き合ってしまったので拝む。願うもの。願うものは、ひとつだけあった。自分の力の及ばないもの。それでいてとても利己的なこと。ぱん、ぱんと、その音がいつかのように響いた。
 早稲田へ行って自閉症芸術展に足を運ぶ。素晴らしかった。良かったけれど、あそこまで自閉症を強調するのはどうかと思った。ふらりと作品を観に行って展示を一通り見終わったら出展者の素性が書いてある、その程度でいいのではないかと思った。
 そしてまた、仕事を探し続ける。色々あって気がつけば夜だった。あかねに行って例のやまだまほ展の様子を見に行く。同席した人の演劇批評団体に参加することになる。楽しい。
 
山川荘で寝る。
 
まあ、色々だ。楽しい日々だ。困難も困惑も拭えないけれど、それでいいんだ。