布団のカバーを買いに行く。午前4時。久々に寝つけん夜。

掛け布団を抜き身で使っていましたらどこからかが破けて羽根がいっぱいでてきたのでこりゃたまらんと一路ドンキに向かうのです。

夜には魔が棲んでいて、春はそいつの気配がいっそう強く、においたつ。立ちこめる。

街灯が湿り気を照らす。
魑魅魍魎の呟声。
よからぬ妄想のつぶて。
炭酸で払拭を試みて肌寒くなりました。


真綿でくるむように、自分を他人を猫を風景を作品を日常を空想を、捉える。
固くなっちゃだめよ。こわばっちゃだめ。表情も筋肉もチンコも。


あなたの不安もね、ふわん、ふわわん、とくるめるシアター。いずれ上手に。


布団のカバーは水色。
ふわん、ふわわんと眠りに落ちた朝でした。