
それまで近しかった人たちとも環境とも遠のいて、それでも新しい出逢いには事欠くことはなく、かなり新鮮だった。
今まで知らない世界に触れ、もまれろよ、という神奴のオボシメシなんだろうなあ。
きっちりと惑い、苦しみ、のたうちまわりなさいっていう神奴のオボシメシ。本厄。そんでもって、近くにいる人、出会う人、世界、風景ときっちり向きあえよっていう啓示。
いや、神様そんな信じてないけどね。
それを越えた上で何が見える?
得たものを何に変えていける?
そんなことを考えながらも傍らにコーヒー牛乳があるのは相変わらずなのだ。グビグビグビ。
甘いし冷たいな。
日脚も短くなって、四時代なのにもう暗い。感傷的にもなったりする。会いたいな。会いたい。
会いたい人は年毎に増えるな。
まあいいや。
まあいいさ。
「岡崎がいい男になるにはあと五年必要だあなあ」と
二十歳になる前にいわれたことがある。もうすぐ経つな。
為れているのだと信じたい。そしてどうか、行く手にある諸々の風景に受け入れられますように。
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