合理性の話を書こうとしたけど、どうでもいいや。やめる。

とりたてて書くべきことはない。
けど、何も考えずにブログに向かって文章を打ち込んでいるこの時間が好きだ。思考が文字になっていく作業が快楽だ。

文章をつづっている時間をコーヒーで例えるなら、ブログはインスタントで作品を書く作業はデミタスみたいなものだろうか。
くだらね!我ながらつまんねー例えだ!死ね!

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最近はtumblrがとにかく便利だ。
説明しておくと、気に入ったサイトやyoutube動画などを見つけたときにブラウザに組み込んだ「tumblrボタン」を押すだけでその内容を記録できる。3秒だ。
ブックマークが好きなyoutube動画でいっぱいになってるような人に非すすめたい。

俺のtumblr:http://elegirl.tumblr.com/
tumblr:http://www.tumblr.com/

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昨日は栄之進宅で夕食をご馳走になった。
食後の一服で煙草を吸っていたらライターのオイルが切れた。

「ライター切れちった」というと
「そこの引き出しにいっぱいはいってるからひとつあげるよ」

やさしいな、と思った。
引き出しにはたくさんのライターが入っている。普通の100円ライターを手に取った。

「もらうわ。ありがとう」
「ちょっと待って」

栄之進はそう言った後に少し沈黙した。

「寂しいだろうな」
「え?」
「今までさ、この引き出しの中でライターのみんなで一緒にいたのにさ、一人だけ去るのは寂しいだろうな」
「……」
「そういう風に思うときは、ないか?」
「わかんねーわ」
「悪い。返して。帰してやって」
「……」
「その代わり、マッチをもってくといいよ」

ライターを引き出しに返してマッチを手に取る。

「いや、こいつもきっと寂しいだろうな」
「俺を傷つけたいならもっと直接的にやればいいじゃないか」
「そういうわけじゃないんだ。ただ、寂しいだろうなって思ってしまったんだ」

先日観劇した「古いクーラー」は古いクーラーへの感情移入だった。
俳優8人の配役は全部「クーラー」とパンフに書かれていた。
無機物への感情移入。
「もったいない」というような言葉に反映される、道具への神道的信仰か。たしかに、そこから得られるものも大いにあるのかもしれない。

ただ、俺への感情移入はどうなる?

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「あんず村」の丼スパは本当に何時間も煮込んでどろっどろになったスープが特徴的だ。
以前食べに行ったら、連れと

「なんで冬によく煮込まれたスープ飲むとしあわせになるんだろう」
という話題になって、少し考えて答えた。

「俺の予想だけど、食べ物は熱がうれしいんじゃないかな?で、煮込まれてると『うれしー!』って思って『うれしいエキス』をいっぱい出すんだよ。それを飲むから幸せになるんじゃないかな」

連れは少し黙ってから言った。

「いや、あったかいからだろ!」

確かにそうだ!

「『うれしいエキス』ってなんだよお前いい年こいて馬鹿か!?
 お前……恥ずかしー奴だな!」

超赤面しながらスープを飲んだことを思い出した。