13時に三条着。そのまま竜安寺へ。
街並みをバスで眺めながら移動できるので楽しい。
相変わらず大阪の雰囲気とかなりちがう洗練された町だと思う。

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竜安寺で石庭を眺め、昼食に精進料理を食べる。
寺の静謐な感じ。獅子威しの音。湯豆腐とビール。
Japanese great chillout。

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色々あった今年一年を思い出して泣きそうになるくらい幸福な安穏。
食事を終えてタバコをすっていると、さっきお店にいた外国人がすごいダッシュで店に戻っていって、すごいダッシュで忘れ物らしきみかんを持って戻ってきてかわいかった。

霙が降ってきたので喫茶店で雨宿りをして、小降りになったタイミングで金閣寺へ。

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金閣寺の「俺があの金閣!」といわんばかりのメジャーの貫禄はやはりすごかった。
品川でも大阪でもそうだったんだけど、金閣寺でもハローキティのグッズがお土産コーナーに置いてあってサンリオのえげつなさを感じた。

17時頃ホテルにチェックイン。3000円のシティホテルだったが、昨日と500円違うだけでこんなに違うのか!というくらいちゃんとしていたので機会があればおすすめしたい。

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京都の繁華街で飲もうと思い立ったものの京都市内の知識はまるでない。
阪急河原町が栄えているという情報を聞いて向かったが、遊ぶ町であって飲み屋街という感じではなかった。タクシーの運転手に尋ねると縄手がいいというので連れて行ってもらった。
縄手は祇園四条の奥にある道で、風俗店が立ち並ぶ。
確かに繁華街だったが歌舞伎町などとは違い治安がそんなに悪くなさそうだ。

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夜の鴨川は『空洞です』のサックスソロの部分くらいムーディでメロウな感じがあった。
ふらりと入った串焼屋で酔っ払っていると、サラリーマンのおっちゃんたちが東京人を珍しがって絡んできてくれた。
忌野清志郎の熱烈なビリーバーであるおっちゃんは仲井戸麗市とマブダチだという。清志郎の話を振ったときのテンションのあがり方がすごかった。「毎年5月に忌野忌っていうイベントやってるから来いよ!」と名刺をもらった。変なイベント名だ。そういえばHISを聞いて感極まっていたのも今年の冬だ。
あと、温泉めぐりと風俗めぐりが趣味というおっちゃんもいた。
「東京行くとき電話するからおすすめのお店紹介してやー」とか言って電話番号を交換した。登録しておいたけどまじで電話がかかってきたら笑うなあ。もしきたら手厚くもてなそうと思う。

雑な一期一会や、去り時のもの寂しさ、旅情なんかが失われるくらいなら「どこでもドア」なんか発明する必要はない。
過去にあったものに思いを馳せることができなくなるならタイムマシンなんか発明する必要はない。未来も。

今頃、あのおっちゃんたちは、大阪の友人たちは、あの外人はと、思い出したときに想像して、遠くから健康と平穏や再会を願うのはとてもしあわせなことだ。

どいつもこいつもよいお年を!
再会できたらまた乾杯しよう!!

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