electrongirl

ゆるく、ゆるーくありたいものです

合同会社elegirl代表、岡崎龍夫です。
大学生だった2004年から20年以上つけている思索の記録です。
未来の自分に手紙を書くつもりで書き溜めているため、それほど一般性はありません。

カテゴリ: 紹介

原宿を歩いてみた。
用事は特になかった日なのでGYREに東信の花展を観にいった。
肝心のGYREはどのビルかわからなかった。だって看板ねーんだもん、
ブランド縁とおき俺にはまるで異世界。

ところでブランド指向って、まるっきし田舎じみた考え。
なんかそう思う。田舎くさい。メディア至上主義もしかり。田舎くさい。
ブランド物って確かにいいものも多いし、メディアのすべてを否定するわけではないけど尺度がそれしかないのって、なーんか了見の狭いことだと思う。

俺が田舎もんなのか?
それともこのきらびやかな街が田舎なのかどっち?

それはそうとして、岡本太郎記念館の中にあるカフェは僕の友人がひとりで切り盛りしています。とてもいいカフェなので行ってみるといいです。

それにしても花は朽ちても腐っても花だなー。
踏まれようがなんだろうが花だなー。
花は己が花であるところに執着しないのにそうあれていいですねー。

東信個展「Distortion×Flowers」

会場:GYRE3F 「EYE OF GYRE」
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1
地図:http://www.gyre-omotesando.com/
会期:2009年5月15日(金)〜6月 7日(日) 午前11時〜午後8時
入場料:無料
http://www.azumamakoto.com/

岡崎藝術座、神里さんの作品。

いつも手伝ってるが内容に関してなにもしらないまま観劇。
いや、身内だからというわけじゃなく、結構客観的な視点を持っているつもりなんだけど、すごく面白かった。

作家の人格ってこんなに作品に投影されるんだなあ。と思った。
こわいこわい。

久々にあった友人と渋谷でつけ麺食べて帰る。
雨で靴下ぐじょぐじょ。屈辱。

キレなかった14才♥りたーんず
『グァラニー 〜時間がいっぱい』



作・演出:神里雄大(岡崎藝術座)

http://kr-14.jp/kr-14web/
http://kr-14.jp/kr-14web/sakuhin.html#kamisato

ふらりとはいった定食屋の壁ポスターに招待券がはってあった。

定員に聞くと『差し上げます』という。きつねにつままれたような経緯でいざ八王子夢美術館へ。

すごかった。やばかった。

もう昭和のカオス芸術にうちのめされてきました。ウノアキラの絵がMAX FACTORの広告とかすごいね。まじで。

なんか、なんでもありだー!

って感じになる。
チラシデザインってこんなに可能性があるのか。
いいなあほんと。チラシつくりたいなあ。

すぐみて帰るつもりが、一時間も長居してしまった。いやあと二時間くらいじっくりみてもいい。

それくらい素晴らしい展示会だった。

粟津潔氏はこの展示会期中になくなっていた。合掌。

余談だけど八王子に油そばの店ができてた。やすいしちかいしでうれしい。

氾濫するイメージ
反芸術以後の印刷メディアと美術 1960's−70's

会期 2009年4月4日(土)→ 2009年5月17日(日)
出品作家 
赤瀬川原平 粟津潔 宇野亜喜良 木村恒久
タイガー立石 つげ義春 中村宏 横尾忠則
http://www.yumebi.com/exb26.html

『宮本から君へ』復刻版全四巻を衝動買いして号泣。

この作品は「小学館漫画賞受賞」と「バブル期に最も嫌われた漫画」という華々し過ぎる冠を持っている。

端的にいうと
飯田橋の文具メーカーの営業マン宮本が本気で社会の犬をやる話となまなましすぎる恋愛の話。
二巻の宣伝コピーがかっこよすぎた。

「自意識?捨てろ。」

渋谷青山、岡崎京子、ピチカートファィブ、メロドラマ、全盛の浮き足立った時代にこんなしみったれた漫画かいたら嫌われる理由もわかる。

ところで、僕のまわりには勝負にこだわる人間が多い。なんでみんないつだって勝負にこだわるんだろう?ということ。つまんない背比べに意地になって腹を立てているんだろう?それは僕自身類に違わない。
それは最近常々疑問に思うことだった。

仲良くやることだってできるし、そっちのほうがたのしいのにそれをしない理由を考えていた。

「男だからだろ」

あー端的。
端的かつ的確。

男は往々にしてくだらないししょうがないしつまらないかもだ。けど凄く戦ってる奴ほど惹かれてしまうものなあ。

人間は感動するために生きていて、人生において稀にある「生まれてきて良かった!!!」って思える瞬間のために生きてるんじゃないかという作者の考えも共感できる。


あーもう生きるってすごいねやっぱ

高い買い物だったけどおとがめなし!

定本 宮本から君へ 1定本 宮本から君へ 1
著者:新井英樹
販売元:太田出版
発売日:2009-01-17
おすすめ度:5.0
クチコミを見る



若手演出家の騎手、柴さんの作品。

toi『あゆみ』がかなり衝撃だっただけに期待値もでかい。
ストーリーは誰しもが14歳のときに陥るトラウマのように浅ましい妄想と日常。

ドラマが無いのをこんなにドラマ仕立てにできるのは手腕だと思った。

客席にいる演劇人やクリエーターに喧嘩を売るような激励のような箇所があり、演出家の体重がこもっている感じ。

元気がでる。
元気をもらう。

アゴラ劇場の公演におり込まれているフライヤーはデザインがしっかりしているものも多いのでなんかうれしい。

キレなかった14才♥りたーんず
『少年B』



作・演出:柴幸男(青年団)

http://kr-14.jp/kr-14web/
http://kr-14.jp/kr-14web/sakuhin.html#shiba

アゴラ劇場まで公演を見に行く。

かねてより気になっていた快快の篠田さんの公演。
篠田さんと話したことはないが、彼女の雰囲気はいいと思う。
ショッキングピンクを上手に着れる人にすごく憧れる。

僕もショッキングピンクを着たい。

作品は二人芝居。
なんか、役者が思考したものをぶつぶつ言いながらコンテンポラリーな動きをする。
団地の風景がいつの間にか猫の死ぬ走馬灯になっている、のかな?

派手さを捨てて演出の腕だけで勝負してる感じ。かっこいい。
ショッキングピンク。かっこいい。


キレなかった14才♥りたーんず
『アントン、猫、クリ』



作・演出:篠田千明(快快)

http://kr-14.jp/kr-14web/
http://kr-14.jp/kr-14web/sakuhin.html#shinoda

阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン。
あまりに空間としてのあくが強すぎて舞台をやるにはあまり向いていないと思うのに、なぜか劇団からの人気は高い喫茶店。
正直あまりうまく使えている劇団をみたことはない。

しかし、東京ネジのお姉さま方はしっかりやってくれた。

空間が空間なだけに、役者それぞれの声のよさがすごく際立って耳触りいい。
ストーリーは喫茶店ものの会話劇。「遡上」というキーワード一つからこれだけ見せてくれるのはもうほんと手腕だとしか言いようがない。

***

なんか、客席で隣に座っていたDJ方と知り合って名刺交換をした。
お尻に渦巻きが描かれている。痴漢したくなる催眠だ。
へんなひとだったけど楽しませてくれる人に悪い人はいないし、楽しませてくれる人なら悪い人でもいいや。

そんなことを思った。

東京ネジ 春カフェ公演 

「遡上」

作・佐々木なふみ
演出・佐々木香与子

【出演】佐々木香与子、佐々木なふみ、佐々木富貴子、八日市屋美保
【場所】阿佐ヶ谷名曲喫茶ヴィオロン

http://www.tokyoneji.com/

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